診療報酬

発症から回復期病棟入棟までの期間、短縮の可能性

厚生労働省:第169回中央社会保険医療協議会総会資料の中に資料(総−1)(PDF:2,050KB)がある。この中に、「平成22年度診療報酬改定における主要改定項目について(案)」が示されている。146ページに、回復期リハビリテーション病棟入院料に関し、次の記…

維持期リハビリテーションは介護保険で行うもの?

中医協答申を読むと、厚労省は、維持期リハビリテーションは介護保険でという考えを推し進めようとしていることが伺われる。【関連エントリー】 当院外来における月13単位制限内リハビリテーション患者(2009年9月27日) 介護保険給付抑制の6つの仕組み(20…

平成22年度診療報酬改定について、中医協答申が出る

平成22年度診療報酬改定について、中医協答申が出た。厚生労働省:第169回中央社会保険医療協議会総会資料の中に資料(総−1)(PDF:2,050KB)がある。この中に、「平成22年度診療報酬改定における主要改定項目について(案)」が示されている。さらに、(…

運動器リハビリテーション料(II)は引き下げ?

中医協総会で、リハビリテーション関係の診療報酬が話し合われた(参照:厚生労働省:第165回中央社会保険医療協議会総会資料)。昨日のCBニュースで論議内容が紹介されている。【関連エントリー】 平成22年度診療報酬のリハビリテーション関係改定項目(…

看護必要度、10対1入院基本料病棟にも導入

引き続き、平成22年度診療報酬改定、資料(総−6)(PDF:646KB)(『骨子における重要課題関連項目(入院)及び「四つの視点」関連項目(入院を中心に)』)より、看護必要度に関わる部分を紹介する。同資料の30ページより。【関連エントリー】 一般病棟にも成…

平成22年度診療報酬のリハビリテーション関係改定項目

平成22年度診療報酬改定の全貌がようやく見えてきた。厚生労働省:第164回中央社会保険医療協議会総会資料の中に、平成22年度診療報酬改定における個別改定項目について、という項がある。資料(総−6)(PDF:646KB)は、『骨子における重要課題関連項目…

平成22年度診療報酬改定に関する意見募集始まる

平成22年度診療報酬改定に関し、中医協に対する諮問が行われ、意見の募集が始まった。関連するホームページは以下のとおり。 厚生労働省:「平成22年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」に関するご意見の募集について 厚生労働省:第…

中医協、これまでの議論の整理について

厚生労働省:第159回中央社会保険医療協議会総会資料で使用された、○ これまでの議論の整理について、資料(総−5)(PDF:308KB)より。 III−2 回復期リハビリテーション等の推進について (1) 各疾患の特性を踏まえた発症早期からのリハビリテーションが充…

良いP4P、悪いP4P

本ブログは、「回復期リハビリテーション病棟への成果主義導入」に反対する目的で立ち上げた。この間の主張に関しては、関連エントリーをご参照していただきたい。【関連エントリー】 回復期リハビリテーション病棟と成果主義(まとめ)(2007年12月17日) …

「高齢者リハの現状、06年改定の要点、その後の課題」

社会保障審議会介護給付費分科会(第53回)議事次第(9月18日)より、資料2−3 09年度改定に関する要望事項等について(日本リハビリテーション病院・施設協会)(PDF:400KB)より、「高齢者リハの現状、06年改定の要点、その後の課題」に関する図を提示する…

後期高齢者特定入院基本料、退院支援状況報告書、毎月提出義務づけ

後期高齢者特定入院基本料の見直しに関し、厚労省から通知があった。 これまでの議論については、下記参照。【参照エントリー】 後期高齢者特定入院料とリハビリテーション(2008/3/16) 後期高齢者医療制度の破綻と後期高齢者特定入院料という時限爆弾(200…

入院料の仕組みと医療機関のポジショニング

入院料の仕組みと医療機関のポジショニングについて、話をする必要が生じた。厚労省の露骨な誘導政策へ反対する動きを含め、まとめてみた。 【入院料の仕組み】 診療報酬点数表は、「基本診療料」と「特掲診療料」の2つに大別される。前者は診療の基礎とな…

PT-OT.NET情報、医療保険:一部訂正で9単位対象の拡大へ

PT-OT.NET、医療保険:一部訂正で9単位対象の拡大へ より。 医療保険:一部訂正で9単位対象の拡大へ http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/dl/tp0305-1dl.pdf 5月30日の通知では、文面に解釈に苦労し混乱を招いていましたが、厚生労働省より下記のよう…

「寝返り」の定義変更

一昨日に引き続き、平成20年度診療報酬改定に係る通知等について中、「平成20年度診療報酬改定関連通知の一部訂正について New 6月2日」より、看護必要度の変更について。 全体版(PDF:3,584KB)の14、16、17ページ目に看護必要度に関する情報がある。一般…

1日9単位算定可能対象患者制限の強化

リハビリテーション診療報酬に関して重大な変更があった、との連絡が入った。平成20年度診療報酬改定に係る通知等について中、「平成20年度診療報酬改定関連通知の一部訂正について New 6月2日」という項目がかなり下の方にある。 全体版(PDF:3,584KB)の…

「『5分ルール』は医療崩壊を加速」

CBニュース、「『5分ルール』は医療崩壊を加速」、より。 「『5分ルール』は医療崩壊を加速」 【特集・第9回】2008年度診療報酬改定(9) 池川明さん(神奈川県保険医協会副理事長) 今回の診療報酬改定では、「外来管理加算」の算定要件に5分以上の診察時…

回復期リハビリテーション病棟算定日数超えと在宅復帰率

全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会のホームページに、20年度診療報酬改定Q&A http://www.rehabili.jp/kaiteiQA.pdf が掲載された。基本的なところを含め、紛れがないように質問が工夫されている。回復期リハビリテーション病棟運営をする上では、…

「脳卒中患者の行き場がない」

問題の本質を適切にとらえた記事が配信された。CBニュース、「脳卒中患者の行き場がない」より。 「脳卒中患者の行き場がない」 【特集・第5回】 2008年度診療報酬改定(5) 埼玉みさと総合リハビリテーション病院院長・黒木副武(そえむ)さん 急性期病院で治療…

1日9単位算定可能対象患者の削減

今回の診療報酬改定で、1日9単位算定可能対象患者の削減が行われた。下記のような規定に変更された。 別表第九の三:別に厚生労働大臣が定める1日9単位算定可能な患者 回復期リハビリテーション病棟入院料を算定する患者 脳血管疾患等の患者のうちで発症後六…

介護保険リハ開始後医療保険リハ利用禁止規定

2007年度に行われた異例の診療報酬改定において、「介護保険リハビリテーション開始後医療保険リハビリテーション利用禁止規定」が突然決まった。根拠となった通知は「診療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について内に…

回復期リハビリテーション病棟入院料I在宅復帰率基準変更

回復期リハビリテーション病棟入院料I在宅復帰率基準が変更された。 、「平成20年度診療報酬改定関連通知の一部訂正について(平成20年3月28日)」より該当部分を引用する。 (2) 他の保険医療機関へ転院した者等とは、同一の保険医療機関の当該入院…

平成20年度診療報酬改定関連通知の一部訂正(平成20年3月28日)

「PT-OT ネット」に、「平成20年度診療報酬改定関連通知の一部訂正について(平成20年3月28日)」と「疑義解釈資料(平成20年3月28日)」がでた。管理人のコメントを引用する。 4月1日から施行の診療報酬改定ですが、3月28日になっても通知の…

土田前中医協会長へのインタビューより

CBニュースに、2回連続して土田前中医協会長へのインタビューが掲載された。「再診料、きつかった」と、「残された課題は多い」より、リハビリテーション関係の話題を中心に引用する。 −−診療報酬改定を終えて、感想をお聞かせください。 きつかったです。改…

回復期リハビリテーション病棟適応の明確化

昨日触れた、m3.com全国回復期リハ協 回復期リハ病棟入院料の算定は施設単位で実施 回復期リハ病棟入院料1と2の混在算定認めずより、記事の最後の部分を引用する。 そのほか石川会長は、今後のリハ医療では、回復期リハ病棟と医療療養病床のリハ目的の入院に…

廃用症候群多用に関する自粛の呼びかけ

昨日に引き続き、m3.com全国回復期リハ協 回復期リハ病棟入院料の算定は施設単位で実施 回復期リハ病棟入院料1と2の混在算定認めずより、引用する。 さらに石川会長は、請求に当たって「廃用症候群を多用することは自粛してもらいたい」と呼び掛けた。廃用症…

回復期リハ病棟入院料1と2の混在算定認めず

m3.comに回復期リハビリテーション病棟と廃用症候群に関するニュースが載った。全国回復期リハ協 回復期リハ病棟入院料の算定は施設単位で実施 回復期リハ病棟入院料1と2の混在算定認めずより、引用する。なお、廃用症候群に関する部分は、明日触れることに…

2008年度診療報酬改定実施まであと1週間

地方会、地域連携クリティカルパスに関する会議が次々と行われ、日頃お世話になっている医療機関と情報交換を行う機会が増えている。東北地方はのんびりしているせいか、今回の診療報酬改定の危険性に気づいていない医師が多い。厚労省の文章は、実に分かり…

地域連携クリティカルパスと日常生活機能評価

以前、中医協答申−地域連携診療計画の評価の拡大と見直しについてというエントリーで、「地域医療計画には、退院基準、転院基準及び退院時日常生活機能評価を明記する。」という改定がされたことを述べた。関係する部分を厚労省通知から引用する。 B005-2 地…

平成20年度 診療報酬改定解釈 リハビリテーション

PT-OT NETさんのところに、平成20年度 診療報酬改定解釈 リハビリテーションというエントリーがアップされた。診療報酬改定のたびにお世話になっている。今回も力作である。 PDFファイル資料に次のような説明がある。 資料は新たな情報あり次第更新してい…

日常生活機能評価19点版と20点版

日本医師会が作成した、改定診療報酬点数表参考資料(平成20年4月1日実施)では、日常生活機能評価は0-20点で採点することになっている。一方、厚生労働省より出された平成20年度診療報酬改定に係る通知等についてという資料では、日常生活機能評価は0-19…