窒息

PL法訴訟で窒息事故は予防できない

こんにゃくゼリーによる幼児窒息事故の判決があった。【関連エントリー】 窒息事故を予防するために(2008年11月2日) こんにゃくゼリー窒息事故で、マンナンライフ訴えられる(2009年3月9日) ミニカップ入りこんにゃくゼリー販売中止を求める和解(2009年3…

こんにゃく入りゼリー形状・物性等の改善必要との報告

消費者庁より、食品SOS対応プロジェクト報告‐こんにゃく入りゼリーを含む食品等による窒息事故リスクの低減に向けて‐が発表された。【関連エントリー】 ミニカップゼリーの窒息事故頻度が飴類と同程度(2010年1月14日) 食品等のリスク要因は次のように整…

病院での窒息事故相次いで報道

病院での窒息事故が相次いで報道された。 川西市立川西病院(同市東畦野5)で昨年10月、入院していた兵庫県猪名川町の男性=当時(69)=が食事をのどに詰まらせて死亡していたことが16日、分かった。入院時に「食事は自分でできるが、詰め込みすぎる…

食事提供ミスよりは摂食時の観察不足が事故原因としては重大

食事提供ミスが患者の窒息死亡事故の原因とされ、看護師と栄養士が書類送検された。 平塚市民病院の食事提供ミス:業務上過失致死容疑、看護師と栄養士書類送検 /神奈川 平塚市民病院の食事の提供ミスで入院患者が死亡した事故で、平塚署は15日、女性看護…

ミニカップゼリーの窒息事故頻度が飴類と同程度

こんにゃくゼリーの窒息リスク「あめ類と同程度」という報道は明らかに読者をミスリードしている。 元になった資料を紹介する。第6回食品による窒息事故に関するワーキンググループ | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する内にある、資料1−1:評価書 食…

こんにゃくゼリーとあめ類、どっちが危険

主語をこんにゃくゼリーにしては可哀想である。【関連エントリー】 子どもの窒息事故、菓子類、特に飴玉に注意(2008年10月23日) こんにゃくゼリーの窒息リスク「あめ類と同程度」 食品安全委 幼児や高齢者がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡する事…

気管支異物発見、がぶ飲みに注意

この事件はWendy'sのせいではなく、早食いが原因である。【関連エントリー】 窒息事故を予防するために(2008年11月2日) 窒息事故予防のためには、幼小児・高齢者などハイリスク群の同定必要(2008年10月25日) ジョン マンリーはニューヨーク州からノース…

ミニカップ入りこんにゃくゼリー販売中止を求める和解

相次ぐミニカップ入りこんにゃくゼリー訴訟は、同製品の販売中止を最終目的としていると私は考えている。 【関連エントリー】 こんにゃくゼリー窒息事故で、マンナンライフ訴えられる(2009年3月9日) 2008年9月5日、ミニカップ入りこんにゃくゼリー窒息事故…

こんにゃくゼリー窒息事故で、マンナンライフ訴えられる

ミニカップ入りこんにゃくゼリーによる窒息事故で、マンナンライフが訴えられている。 こんにゃく入りゼリー死の男児両親、慰謝料など求め提訴 兵庫県内の1歳9か月の男児が、こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて死亡した事故で、男児の両親は3日、「…

喀痰吸引と嚥下障害者への食事介助、どちらが危険?

地区医師会刊行誌への寄稿を依頼された。ブログに記載したエントリーをもとに記載したので、ご紹介する。 【関連エントリー】 嚥下障害者への食事介助は最も危険な医療行為(2008年11月1日) 喀痰吸引と嚥下障害者への食事介助、どちらが危険? 厚生労働省の…

「蒟蒻畑」苦戦

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/01/09/040/より。 しかし販売が再開してから1カ月が経過した今もイトーヨーカ堂、イオン、ダイエーなどの大手スーパーの店頭には「蒟蒻畑」は戻っていない。マンナンライフによると、「安全性が証明できてからでないと…

「一口タイプのこんにゃく入りゼリーの事故防止強化策」への期待

マンナンライフがミニカップ入りこんにゃくゼリー製造を再開した。http://www.mannanlife.co.jp/info4.htmlより。 【関連エントリー】 窒息事故を予防するために(2008年11月2日) 平成20年11月26日 お客様 各位 「蒟蒻畑ポーションタイプ」製造再開のご案内…

窒息事故を予防するために

昨日のエントリー、嚥下障害者への食事介助は最も危険な医療行為に多くのブックマークとはてなスターをいただき、感謝申し上げます。タイトルのところにある「窒息」というタグをクリックしていただくと、関連エントリーが表示されます。あわせてお読みいた…

嚥下障害者への食事介助は最も危険な医療行為

中日新聞、ヘルパーのミス認定、賠償命令 食事中窒息死で名地裁支部より(注:エントリーのアップが遅れたため、元の記事は既に削除されています。申し訳ありません)。 ヘルパーのミス認定、賠償命令 食事中窒息死で名地裁支部 2008年9月25日 朝刊 重度の身…

こんにゃくゼリーの事故、こども向けの記事の方がわかりやすい

アサヒ・コムきっず、ニュースDEジャンケンポン、こんにゃくゼリーの事故より、一部を引用する。 ポン:どうしてのどにつまるんだろう。 吉田記者:問題なのは「かたさ」と「吸いこむこと」だ。人の口の奥には、食べ物の通る食道と、呼吸をする気道の入り口…

こんにゃくゼリーの物性

農林水産省、こんにゃく入りゼリーに関する調査結果について内にある、調査2 こんにゃく入りゼリーの物性の測定及び注意表示に関する調査の結果について【別紙3及び4(PDF:711KB)】を紹介する。 3 結果と考察 (1)物性の測定 1) 国民生活センターが実…

「ミニカップ入りゼリー」の危険性

子どもの窒息事故、菓子類、特に飴玉に注意というエントリーで、厚生労働省、食品による窒息事故に関する研究結果等について、研究結果 全体版(PDF:2,005KB))の中にある「窒息事故の現状把握調査」について紹介した。ここで問題となっているのは、「ミニカッ…

窒息事故の報道、相次ぐ

窒息事故の報道が相次いでいる。CNN.co.jp、パンの早食い競争で優勝、直後に死亡 窒息死か 台湾より。 パンの早食い競争で優勝、直後に死亡 窒息死か 台湾 台北ーー聯合報など台湾のメディアは25日、チーズや卵などをはさんだロールパンの早食い競争に参加…

小児の誤嚥事故、ピーナッツなど豆類にも注意必要

飴玉、こんにゃくゼリー以外にも、小児に食べさせてはいけない食物がある。ピーナッツなど豆類である。厚労省、平成11年度家庭用品に係る健康被害病院モニター報告より。 4)食品 幸い、本年度も食品類に関する報告では入院に至るような重篤な症状を呈し…

窒息事故予防のためには、幼小児・高齢者などハイリスク群の同定必要

窒息事故に関し、3件の報道が相次いだ。 まず、時事通信、「早食いあった」校長謝罪=小6パン窒息死より。 2008年10月25日00時32分 ●「早食いあった」校長謝罪=小6パン窒息死 千葉県船橋市立峰台小学校で17日昼、同校6年の男子児童(12)が給食のパ…

乳児用おやつにも注意が必要

朝日新聞、乳児用おやつにご注意 のど詰まる事故2年間で7件より。 乳児用おやつでのどを詰まらせる事故がこの2年間で、首都圏で少なくとも7件起きていることが東京都の調査でわかった。水気がないのでのどについたり、口の中でうまくすりつぶせず大きな…

子どもの窒息事故、菓子類、特に飴玉に注意

窒息事故に関する基礎的データとして、厚生労働省、食品による窒息事故に関する研究結果等についてがある。研究結果 全体版(PDF:2,005KB))のうち、「窒息事故の現状把握調査」についてまとめた。 窒息事故の現状把握調査 【対象】 1.消防本部 東京消防庁及…

早食い競争で、男児が窒息死?

悼ましい事故がおきた。原因について、様々な報道がされている。おそらく、給食のパンで男児が窒息死、両親はで報じられているように、早食い競争が窒息の原因となったということが、真実に近いのではないか。 給食のパンで男児が窒息死、両親は 男の子はな…

通所サービスで窒息、緊急対応の遅れで提訴される

昨日に引き続き、介護事故について。神戸新聞、デイサービスで窒息 男性が医療法人提訴へ 神戸より。 デイサービスで窒息 男性が医療法人提訴へ 神戸 デイケアサービスの利用中に食事がのどにつまり障害が残ったのは、職員が安全保護義務を怠ったためとして…