乳児用おやつにも注意が必要

 朝日新聞乳児用おやつにご注意 のど詰まる事故2年間で7件より。

 乳児用おやつでのどを詰まらせる事故がこの2年間で、首都圏で少なくとも7件起きていることが東京都の調査でわかった。水気がないのでのどについたり、口の中でうまくすりつぶせず大きなままのみ込んだりしたという。都は「一歩間違えば窒息の恐れがあり、安易に食べさせないで」と注意を呼びかけている。


(中略)


 都は9月、乳児用おやつの実態把握のため、生後6カ月から小学校入学前の子がいる都民1005人にアンケート。乳児用おやつを与えたことがある959人のうち57人(6%)は「のどに詰まらせたので口の中に指を入れて取り出した」「窒息しそうになったので背中をたたいた」などと答えたという。


 離乳食に使うベビーフードには硬さについて厚生労働省の指針や業界団体の自主規格があるが、おやつには適用されない。都は「メーカーは指針に準拠して適応月齢を表示しているとみられるが、おやつは水分が少なく危険性が高い」とみている。有識者やメーカーでつくる協議会で安全対策をつくるよう提言するという。


 本記事でとりあげている乳児用おやつとは、ウエハース、せんべい、ビスケット、チーズスティック、卵ボーロなどである。摂食嚥下機能が未熟な乳児に与えるおやつとして適当なものかどうかが問われている。