2012-01-01から1年間の記事一覧

2012年年間アクセスランキング

今年も残すところ、あとわずかとなった。昨年末以来、腰痛に悩まされ続けてきたこともあり、今年は無理にブログ更新をしない方針で来たので、エントリー数そのものは少ない。しかし、年間アクセス総数は、約75万であり、前年の1割増となっている。内訳をみる…

腰痛症ガイドラインに関する記事

腰痛症ガイドラインに関する記事が昨日あった。 日本整形外科学会と日本腰痛学会は30日までに、腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療ガイドライン(指針)をまとめた。 (…

当院事務長がアルコールを飲めない理由

当院事務長は、アルコールを全く飲めない。起工式でもお神酒をなめただけで、顔が真っ赤になってしまった。この原因に関しては、筑波大の原田勝二先生が明らかにしている。 http://homepage1.nifty.com/koutarou/insyuidenshi.htmlと酒の強さは遺伝子で決ま…

新病院起工式

東日本大震災時に大破した外来棟跡地に、新病院を建設することになった。本日、起工式が行われた。【関連エントリー】 東日本大震災発生1周年(2012年3月11日) 震災後、はや1年9ヶ月が過ぎた。外来棟の取り壊しが完了してから数えると1年近くが経つ。この…

高齢者雇用安定法改正と賃金体系の変化

高年齢者雇用安定法の改正〜「継続雇用制度」の対象者を労使協定で限定できる仕組みの廃止〜|厚生労働省に伴い、賃金体系が大きく変わろうとしている。 概要をみると、本法律改正は、次のような内容であることがわかる。 公的年金(厚生年金)の支給開始年齢…

死亡場所別、死亡者数の年次推移と将来推計

「死亡場所別、死亡者数の年次推移と将来推計」という図が、厚労省の資料に繰り返し登場するが、本図に2つのバージョンがあることに気づいた。【関連エントリー】 高齢者向け住宅の数値目標と「サービス付き高齢者向け住宅」登録制度(2012年5月8日) 有料…

視覚障害者の就業状況

視覚障害者の就業状況を調べた。視覚障害者児の実態、平成18年身体障害児・者実態調査結果を見ると、次のような実態がわかった。 平成18年7月1日現在、全国の身体障害者数(在宅)は、3,483,000人と推計されています。(中略)障害の種類別にみると、視覚障…

柔道整復師とあん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費の検討開始

医療保険部会に、柔道整復師療養費検討専門委員会とあん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会の2つの専門委員会が立ち上がった。【関連エントリー】 規制緩和による医療関係職養成校急増(2008年6月1日) 柔道整復療養費問題に関する業界団…

神経ネットワークからみた高次脳機能障害

石合純夫先生の講演「神経ネットワークからみた高次脳機能障害−言語と空間性注意の神経基盤と障害−」が面白かった。巣症状、functional MRI、tractographyなどの研究が進むなかで、興味深い知見が明らかになってきている。局在論とネットワーク論の論争は過…

講演「リハビリテーション医学におけるマネージメント」推薦書籍

第7回リハビリテーション専門医会学術集会において、藤田保健衛生大学の才藤栄一先生が「リハビリテーション医学におけるマネージメント」という題で教育講演を行った。推薦された書物をメモする。【関連エントリー】 講演「チームワークとリーダーシップ」…

平成21〜23年度リハビリテーション関係施設基準の届出状況

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002nn9e.htmlにおいて、主な施設基準の届出状況等総−3−1(PDF:212KB)という資料が掲載された。 主な施設基準の届出状況等 ○ 診療報酬を算定するに当たり、施設基準の届出等が必要となる主なものについて、各年…

柴田淳 COVER 70's

柴田淳による初のカバーアルバムが、好調な売れ行きを示しています。COVER 70's(初回限定盤)アーティスト: 柴田淳出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2012/10/31メディア: CD クリック: 13回この商品を含むブログ (66件) を見るCOVER 70’s…

ヤバい経済学

Amazonのお勧めで、「ヤバい経済学」という本を読んだ。ヤバい経済学 [増補改訂版]作者: スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー,望月衛出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/04/27メディア: 単行本購入: 34人 クリック: 437回この…

日本における認知症有病率

日本における認知症有病率を調べてみた。 平成20年7月10日に厚労省から報道発表された、厚生労働省:「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」報告書の公表についてにある認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト報告書には次のような記…

新専門医制度は2017年度開始が目標

新専門医制度は、2017年度開始を目指して準備が進められている。【関連エントリー】 専門医の在り方に関する検討会中間まとめ(案)(2012年8月4日) 日本専門医制評価・認定機構理事長の池田康夫氏は、医学書院/週刊医学界新聞(第2997号 2012年10月08日)にて…

被災3県の震災関連死、2200人を超える

福島県の震災関連死が1000人を超えたことが報道された。【関連エントリー】 東日本大震災における震災関連死に関する報告(2012年9月9日) 東日本大震災で、福島県の災害関連死者数が1104人(9月14日現在)に上ることが3日、県の調べで分かった。宮…

高齢者向け住まいを選ぶ前に- 消費者向けガイドブック

「−高齢者向け住まいを選ぶ前に−消費者向けガイドブック」の送付について」(平成24年10月1日)PDF(介護保険最新情報vol.300)が出された。【関連エントリー】 高齢者向け住宅の数値目標と「サービス付き高齢者向け住宅」登録制度(2012年5月8日) 有料…

福島県では国保一部負担金免除打ち切りへ

岩手県、宮城県では全ての自治体で自治体国保の一部負担金が来年3月末まで免除となる。一方、福島県では、原発事故警戒区域以外の多くの自治体で打ち切りになることになった。【関連エントリー】 東日本大震災被災者窓口負担免除、来年3月末まで延長へ(2012…

岩手・宮城両県の医療費窓口負担減免に関する周回遅れの記事と誤解

岩手・宮城両県の医療費窓口負担減免に関し、毎日新聞が周回遅れの記事を書いていると誤解してしまった。 【関連エントリー】 東日本大震災被災者窓口負担免除、来年3月末まで延長へ(2012年9月18日) 東日本大震災被災者の医療・介護の保険料減免について、…

東日本大震災被災者窓口負担免除、来年3月末まで延長へ

東日本大震災被災者に対する、国の財政支援措置方法の変更に伴い、市町村国保、後期高齢者医療、介護保険の窓口負担の免除打ち切りが危惧されていた。しかし、関係者の努力もあり、宮城県・岩手県では、来年3月まで延長される見込みとなった。【関連エント…

東日本大震災で心血管疾患の救急搬送が増加

東北大学病院 - 循環器内科のグループが、European Heart Journalに、Great East Japan Earthquake Disaster and cardiovascular diseases | European Heart Journal | Oxford Academicという論文を発表した。【関連エントリー】 被災3県における主な死因の…

東日本大震災における震災関連死に関する報告

2012年8月21日、復興庁 | 震災関連死に関する検討会より、東日本大震災における震災関連死に関する報告が出された。【関連エントリー】 震災関連死調査にみる福島県と岩手・宮城県との違い(2012年7月12日) 被災3県における主な死因の推移(2012年6月12日…

実践!早期離床 完全マニュアル

脳卒中急性期リハビリテーションに関する実践的なテキストはないかと思っていたところ、Face book上で本書が勧められていたので、病院図書として購入した。実践!早期離床完全マニュアル―新しい呼吸ケアの考え方 (Early Ambulation Mook)作者: 曷川元出版社/…

孤独死予防と仮設住宅夏祭り

東日本大震災後の重要課題のひとつである孤独死問題を調べているうちに、東日本大震災:仮設の孤独死、2年目増加…すでに11人/毎日新聞 2012年6月25日という記事が見つかった。 東日本大震災の被災者が入居する岩手、宮城、福島3県の仮設住宅で、誰にもみ…

日本の歴史をよみなおす 畏怖と賎視

網野善彦氏の「日本の歴史をよみなおす」という文庫本を読んだ。その中の、「畏怖と賎視」の章で被差別者に対する歴史的背景について興味深い論述がされていたので、まとめた。日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)作者: 網野善彦出版社/メーカー: …

宮城県は慢性的な療法士不足

第1回宮城県地域医療計画策定懇話会が7月24日に開催された。その資料の中に、県内のPT・OT・STの配置数の表がある。 平成22年10月時点で、人口10万対PT・OT・ST配置数は、全国平均68.7であるのに対し、宮城県は49.6と72.2%にとどまっている。医療圏の格差も…

東日本大震災被災者窓口負担免除、実質的に打ち切りへ

東日本大震災被災者に対する、市町村国保、後期高齢者医療、介護保険の窓口負担の免除が、実質的に平成24年9月末で打ち切られる見込みとなった。 厚生労働省から発出した通知(平成24年7月24日)内にある、平成24年10月1日以降の東日本大震災により被災した…

専門医の在り方に関する検討会中間まとめ(案)

専門医制度が大きく変更されようとしている。専門医の在り方に関する検討会(第10回)議事次第 平成24年8月3日(金)において、2.中間まとめ(案)(PDF:312KB)が出された。ポイントは次のとおりである。 # はじめに わが国においてはこれまで、医…

総合評価加算取得に向けた準備

日本老年医学会時に総合評価加算取得の条件である高齢者医療研修会を受講してきたが、先日、修了証書が届いた。9月からの算定に向け、これから準備を始める。 診療報酬規定における総合評価加算(100点)取得には次の要件が必要である。*1 [対象] 入院中の患…

脱原発、再生可能エネルギー中心の社会へ

日本環境学会会長和田武氏の講演を聞いた。脱原発、再生可能エネルギー中心の社会へ―福島原発事故を踏まえて日本の未来を考える作者: 和田武出版社/メーカー: あけび書房発売日: 2011/06/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る…