2007-01-01から1年間の記事一覧

来年こそ良い年になることを祈って

2007年も残すところあと数時間です。振り返ってみるとあっという間でした。 手探り状態で始めたブログですが、何とか継続することができました。なにしろ、三日坊主で日記というものがつけたことがない私が、とにもかくにもこうやって3週間以上も書き続けて…

公立病院改革ガイドラインと医療崩壊(まとめ)

# 公立病院改革ガイドラインの概要 公立病院改革懇談会の開催要綱には、次のような趣旨が記載されている。 6月19日の「経済財政改革の基本方針2007」においても、「総務省は、平成19年内に各自治体に対しガイドラインを示し、経営指標に関する数値目標を設…

こうしたら病院は良くなった!(異論部分)

武弘道先生の著書「こうしたら病院は良くなった!」の書評を続ける。今回は異論部分を中心に述べる。 # 第9章 日本の病院の目指すべき方向 医師は本当に足りないか 医師の派閥と縄張りはやくざのそれと酷似したところが多い、と具体例を上げ痛切に批判して…

こうしたら病院は良くなった!(共鳴部分)

こうしたら病院はよくなった!作者: 武弘道出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2005/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る 公立病院改革懇談会のメンバーである、武弘道先生の著書「こうしたら病院は良くなった!」…

過疎地の中小病院は生き残れるのか

公立病院改革懇談会のガイドライン(全文)を読んで、過疎地の中小病院が生き残れるかどうかを考えた。 都市部の公立病院に対しては、具体的改革案が示されている。しかし、過疎地域などに対しては、「一般的な公立病院とは異なる取扱いが必要な場合が多い点…

全国回復期リハ病棟連絡協議会日常生活機能指標評価者研修会

全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会会長名で、日常生活機能指標(看護回復期リハ看護必要度)評価者研修会開催にあたって(会長挨拶)という文書が届いた。研修会スケジュールにある第1回日常生活機能指標評価者研修(2007年1月21日)をご覧いただ…

兵庫県但馬地域での医療提供体制再編の問題点

伊関友伸先生のブログで、Japan Medicine 記者の視点 「医師のモチベーションの考慮も必要 公立病院改革」が紹介されている。再編・ネットワーク化に伴って生じた問題点について、記載されている。一部を引用する。 ◎「再編される側」は異論 この案の決定に…

再編・ネットワーク化は実現困難

公立病院改革懇談会(第1回)資料の19〜25ページに全国の自治体病院の改革事例が列挙されている。 民間譲渡: 平成14〜18年に、11事業12病院で実施。 地方公営企業法全部適用(病院事業管理者を設置): 80事業203病院で実施。 地方独立行政法人: 1町1府2…

ターゲットは都市部の公立病院

公立病院改革懇談会から、ガイドライン(全文)をダウンロードして読んだ。公立病院の果たすべき役割の明確化の部分を引用する。ターゲットは都市部の公立病院であることが滲み出ている。 公立病院をはじめとする公的医療機関の果たすべき役割は、端的に言え…

公立病院改革懇談会

公立病院改革懇談会開催要綱には、次のような趣旨が記載されている。 6月19日の「経済財政改革の基本方針2007」においても、「総務省は、平成19年内に各自治体に対しガイドラインを示し、経営指標に関する数値目標を設定した改革プランを策定するよう促す」…

廃止候補の公的病院

ある経営コンサルトというブログがある。そこに、公立病院の一覧表が掲載されている。 廃止候補の201病院(2007年10月27日付) と、 廃止候補の都道府県立病院(2007年12月2日付) の2回に分けて掲載された。大変な労作である。総務省の平成17年度の地方公営…

北海道黒松内国保病院の言い分

社会と医療=本音のカルテ=という医師ブログがある。北海道における医療崩壊の実情について積極的に発信されている。 このブログに、地域医療集約化の意味するもの==北海道黒松内国保病院からの経験==という記事が掲載された。北海道で最も病床利用率が…

大崎市民病院再編問題

宮城県北部に大崎市という市がある。2006年に古川市と近隣の6町村が合併し誕生した。東北新幹線古川駅周辺から山形・秋田県境まで広がる東西に広大な市である。 大崎市には、もともと自治体立医療機関として、4つの病院と1つの診療所があった。古川市立病院…

医療崩壊元年

CBニュース 医療崩壊元年、プラス改定にも危機感(12月20日)を読んだ。 医療崩壊元年とは、今年から医療崩壊が始まったという意味ではない。「医療崩壊」という用語がマスコミに取り上げられるようになったということを指し示しているだけである。全国的に…

SENDAI 光のページェント

SENDAI 光のページェントが、12月12日〜31日の期間、開催されています。定禅寺通が光の回廊と化しています。 仙台の冬の風物詩として知られている光のページェントですが、その運営は市民ボランティアの手によって行われています。杜の都仙台を愛する市民の…

回復期リハビリテーション病棟成果報酬導入に反対する要望書

2007年9月10日付で、全国保険医団体連合会より、回復期リハビリテーション病棟成果報酬導入に反対する要望書が厚生労働大臣宛に提出されている。全文を引用する。 前略 国民医療確保に対する貴台のご尽力に敬意を表します。 さて、一部マスコミで「2008年改…

リハビリテーションとリハビリ

「リハビリテーション」×「成果主義」を用い、Googleで検索をしてみた。驚いたことに、「リハ医の独白」から「重症度・看護必要度に係る評価表(2007-12-13)」と「成果主義における重症患者の評価基準(2007-12-14)」が、1番目と2番目にヒットした。ブログ…

回復期リハビリテーション病棟と成果主義(まとめ)

【中医協での論議】 2007年11月30日、中医協で、回復期リハビリテーション病棟に成果主義を導入するという提案がされた。概要は下記のとおりである。 現在の施設基準のうち、医師の専従要件を廃止して平均的な点数を1,680点よりも引き下げ、回復期病棟ごとに…

FIMと「日常生活機能指標」の比較

FIM(Functional Independence Measure)には、以下の18項目が含まれる。 # 運動項目 食事 整容 清拭 更衣(上半身) 更衣(下半身) 排泄動作 排尿コントロール 排便コントロール 移乗(ベッド・車いす) 移乗(トイレ) 移乗(浴槽) 移動 階段昇降 # 認…

「看護必要度 第2版」を読んで

看護必要度―看護サービスの新たな評価基準作者: 岩澤和子,筒井孝子出版社/メーカー: 日本看護協会出版会発売日: 2006/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 1,308回この商品を含むブログ (3件) を見る 注文していた「看護必要度 第2版」が今日届いた。「重…

成果主義における重症患者の評価基準

CBニュースリハビリ成果主義、在宅復帰率などで(2007年12月3日)に戻る。重症患者の入院率と改善率に関わる部分を引用する。 基準2 重症患者の入院率 「重症患者の入院率」では、日常生活に必要な身体機能(日常生活機能)で「重症度」を判断する。看護にか…

重症度・看護必要度に係る評価表

そもそも「看護必要度」とは何か? 「看護必要度」とは、診療報酬におけるハイケアユニット入院医療管理料の施設基準にある「重症度・看護必要度に係る評価表」のことを示す。モニタリング及び処置等に係る得点(A得点)が3点以上、または患者の状況等に係る…

看護必要度と日常生活機能指標

先日示したCBニュース、リハビリ成果主義、在宅復帰率などで(2007年12月3日)というニュース内に次のような記載がある。 「重症患者の入院率」では、日常生活に必要な身体機能(日常生活機能)で「重症度」を判断する。看護にかかる手間を判断する「看護必…

成果主義をめぐる論議(続き)

CBニュースにおいて、リハビリ成果主義、在宅復帰率などで(2007年12月3日)という記事が掲載された。成果主義に関わる部分を引用する。 現在の施設基準のうち、医師の専従要件を廃止して平均的な点数を1,680点よりも引き下げ、回復期病棟ごとに「質の評価」…

成果主義をめぐる論議

回復期リハビリテーション病棟において、成果主義導入の動きが報道された後、CBニュースにおいて、回復期リハの成果方式「現場無視」(2007年10月23日)という記事が掲載された。ここに岩手県内のK病院の調査が紹介されている。貴重な調査であり、長文だが引…

多田富雄先生の著書を読んで

わたしのリハビリ闘争 最弱者の生存権は守られたか作者: 多田富雄出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/11/19メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (10件) を見る 多田富雄先生著「わたしのリハビリ闘争 最弱者の生存権は守られた…

自己紹介にかえて 成果主義の危険性

2008年度診療報酬改定において、回復期リハビリテーション病棟に成果主義が導入されようとしている。その危険性について、今年10月に考察を行い、関係者の意見を募った。全文を引用する。 NIKKEI NET(2007年10月4日)に次のような記事が載った。 診療報酬に…