全国回復期リハ病棟連絡協議会日常生活機能指標評価者研修会
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会会長名で、日常生活機能指標(看護回復期リハ看護必要度)評価者研修会開催にあたって(会長挨拶)という文書が届いた。研修会スケジュールにある第1回日常生活機能指標評価者研修(2007年1月21日)をご覧いただきたい。全文を引用する。
平成19年12月
重要 緊急連絡
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会
会長 石川 誠(押印省略)
日常生活機能指標(看護回復期リハ看護必要度)評価者研修会開催にあたって(会長挨拶)
年度末に向かい慌しい中でございますが、平成20年度改定の診療報酬の動向に注目されていることと存じます。
今後とも回復期リハビリテーション病棟への期待はますます大きくなると思われますが、次回改定にて回復期リハビリテーション病棟に成果主義が導入されることが確定いたしました。その際、成果を図るツールとして、自宅復帰率、患者の状態の改善度、重症患者の積極的受け入れなどが挙げられていまが(注:原文どおりに記述)、「在宅復帰率」と「日常生活機能指標(看護必要度)」が用いられます。
2006年3月6日の医療課長通知として、病院の入院基本料に関する施設基準において、「各勤務帯に配置する看護職員の数については、各病棟における入院患者の重症度、看護必要度に係る評価を行い、実情に合わせた適正な配置数が確保されるように管理すること」と示されるなど、全国の入院基本料を算定する病院に対して「重症度・看護必要度に係わる評価」を実施することを求められた経緯があります。すでに「重症度」に関しては特定集中治療室では必要要件であり、ハイケアユニットでは「重症度・看護必要度」は必須要件となっています。
回復期リハ病棟で用いられる「日常生活機能指標」とは、これまでハイケアユニット入院医療管理料の病棟で用いられている「重症度・看護必要度に係わる評価表のB項目」になります。このため平成20年度から看護必要度のチェック項目が若干異なりますが、特定集中治療室、ハイケアユニットに加え7:1看護及び回復期リハ病棟においても判定する方向が決まりました。
「看護必要度に係わる評価表」の記入には院内研修を受けた者が行い、院内研修は所定の研修が終了したもの、あるいは評価に習熟したものが行う研修であることが望ましいとされています。したがって、回復期リハビリテーション病棟において、「日常生活機能指標」を正しく評価できることが必要となります。
このため、当会としても「日常生活機能指標」(看護必要度)の正しい評価方法の習得は緊急課題と認識し、別紙のとおり平成20年1月から3月に8回の看護必要度研修会を開催することにいたしました。正しい評価方法を習得された方には認定証を交付したうえで、各院にて正しい評価方法を伝達していただきたいと考えております。なお、認定後は当会にて開発したソフトを各病院の参加代表者の方に無料でお配りします。
20年度診療報酬改定に対応する重要な研修会となります。ご参加についてよろしくご検討くださいますようお願いいたします。
敬具
以前記載した回復期リハビリテーション病棟と成果主義(まとめ)に、私の主張をまとめている。ぜひともご覧いただきたい。
「次回改定にて回復期リハビリテーション病棟に成果主義が導入されることが確定いたしました。」とのことだが、中医協でまだ議論中ではなかったのか?各委員から、評価の基準については再検討を求める声が相次いでいる、とCBニュースでも述べている。リハビリテーション専門家として、「日常生活機能指標」(看護必要度)を使用することを黙認したのだろうか?