2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

PT・OT・ST国家試験合格者発表2011

理学療法士・作業療法士、言語聴覚士国家試験の合格者が発表された。http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken08/about.html、http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken21/about.htmlに合格率が載っている 今年の合格率は以下…

津波の浸水範囲は平野部で顕著

浸水範囲の土地利用|国土地理院が公表された。八戸から南相馬にわたる地域で津波がどこまで浸水したかが図示されている。青枠で囲まれているところが被災範囲だが、それよりも土地利用種別に色がついているので、カラーになっている部分が浸水範囲と考える…

病院を一時的な「棲み家」としていた患者さんの退院

避難目的で病院を一時的な「棲み家」としていた患者さんが少しずつ退院し始めている。電気が通じ酸素濃縮器が使えるようになった在宅酸素療法患者、水道が復旧したので給水所まで行かなくて済むようになった方、受け入れ再開した短期入所施設を利用する要介…

被災地復興に集結した技術者たち

ライフライン復旧のために、全国から技術者が集結している。 東日本大震災で一般家庭への供給が停止している仙台市の都市ガスの復旧作業を本格化させるため、全国のガス事業関係者で構成する修繕隊の受け入れ式が24日、宮城野区の市ガス局幸町庁舎で行われ…

仙台医療センターが診療制限へ

国立病院機構 仙台医療センターより。 診療について 震災による一部給水設備の損壊度合いが進行したため、3月25日以降の診療は、重症救急患者と緊急性のある再来患者のみの診療とします。 本日、仙台医療センター脳神経外科より、上記事情のため急遽100人ほ…

震災の影響でチラージンSやエンシュアの供給不安定に

大震災の影響で、薬品供給に影響が出ている。まず、甲状腺製剤チラージンSの製造がストップしたことが報道された。 東日本大震災の影響で、甲状腺ホルモン剤「チラーヂンS」(成分名:レボチロキシンナトリウム)の製造がストップしている。製造販売元のあ…

病院再建に向けた会議

外来棟が半壊したことを受け、対策会議が開かれた。失われた機能と残存機能を確認し、選択と集中を図る考え方は、リハビリテーション医療に似ている。限られたスペースの中でどの機能を重視し、何をあきらめるのか真剣な議論が行われた。 病院の再建を目指す…

松島の被害は軽微

青森県八戸市から岩手県の三陸海岸、宮城県〜千葉県沿岸部に巨大津波が押し寄せ、大きな被害が生じた。その中で、日本三景松島の被害は他の地域と比べ、軽微なものにとどまっている。 文化庁や松島町によると、島の一部が崩落したり、島と島とを結ぶ橋が壊れ…

鳴子温泉が被災者の受け入れ先に

鳴子温泉が被災者の受け入れ先として手を挙げた。 宮城県大崎市は、同市鳴子温泉の旅館・ホテルを利用し、市内外の被災者を受け入れることを決めた。仮設住宅を建設する必要がないため、早期の入居が可能で、1000人程度の収容を見込んでいる。市は23日…

被災地におけるリハビリテーション医療再建

東北関東大震災における地域の医療機関の被災状況が少しずつ明らかになっている。 仙台市内で回復期リハビリテーションを担ってきた病院のうち、東北公済病院宮城野分院も甚大な被害を被っていることが分かった。 また、東北公済病院宮城野分院(宮城野区)…

秋保温泉日帰り入浴情報

岩沼屋近くの床屋さんに日帰り入浴の情報があった。この他に、ニュー水戸屋、秋保共同浴場も日帰り入浴をしている。 お土産に、さいちの秋保おはぎを買って帰る。

秋保温泉で日帰り入浴

秋保の岩沼屋で10日ぶりに湯船につかった。電気は通ったが、水道やガスはまだとのこと。仙台市蒲生にある下水処理場も津波のために甚大な被害にあい、復旧していない。秋保温泉全体で復旧支援隊を受け入れている。何もかも大変な中で市民のために入浴施設を…

被災地の医療確保に無関心な宮城県の態度

東北関東大震災により、県内の医療機関がどのような被害を被ったかについて、宮城県医療整備課は全く把握していない。http://www.pref.miyagi.jp/iryou/H23jishin/iryoukikan.htmをみると、次のようなことを堂々と述べている。 5 医療機関の方へのお願い 県…

当院の被災状況

当院の被災状況に関する写真をアップする。# 外来棟(クリニック) 1974年に1期建設後、1989年の3期建設まで計3回増築された建物である。阪神淡路大震災後の耐震評価で、予想される宮城県沖地震で重大な損傷を受ける可能性があるとのことで、耐震工事を行…

震災後の医療対応第2段階へ

震災発生後1週間が過ぎた。地域の医療連携が少しずつ進んでいる。本日午前、東北大学病院リハビリテーション科の瀬田先生がわざわざ当院を訪れてくれた。様々な情報交換をした。次の点で意見が一致した。 震災発生直後の医療対応は既にピークを過ぎた。 これ…

リハビリテーション病棟患者、当院に避難

昨日、東北厚生年金病院を訪れた。ライフラインが途絶しており、自家発電があと1日持つかどうかという状態だった。暖房は当然なく、断水状態となっていた。施設の中は散乱し、建物連結部分の継ぎ目は大きく開いていた。しかし、電話も通ぜず、実情が仙台市…

長期化する避難生活の悪影響

本日、地域連携強化目的で病院めぐりをしてきた。情報を収集する中で気がついたことは以下のとおり。 重度外傷が比較的少ない。宮城県沖地震や阪神淡路大震災後、耐震対策がとられたためと推測する。 津波被害者が多数出た。しかも、病院搬送時には既に亡く…

大災害時の「機能分化と連携」

千年に一度の大地震を経験して、大災害時の「機能分化と連携」について、気づいたことをまとめる。 まず、大災害時には、ライフライン途絶、施設損傷、マンパワー問題などがあらゆる施設に一度に生じる。このため、災害拠点病院のみならず、病状が落ち着いた…

非日常から日常へ

震災後、初の平日だった。いつもと同じように、患者さんが外来に来た。体調を確認し、家の状況を聞き、「薬の在庫がないから、8日分だけね」と言って、お薬を出すということを繰り返した。避難所暮らしを続けている方が多かったが、不満ひとつ述べず、「診て…

3日目

3日目になり、外来受診をする患者が増えています。避難所で具合が悪くなった人もいて、医師・看護師などを派遣しました。 低活動状態のため、下肢の浮腫が悪化した患者に対し、血管エコーを行いました。明日からは意識的にリハビリテーションを行う予定です…

患者の状況

坂総合病院のシステムの方が電子カルテ復旧の手伝いに来てくれました。 塩竃多賀城の方は津波で取り残された人が多く、低体温の重症者が多いということです。 救急車は1時間に5台来ているということでした。

外来棟の被害状況

建て増しを繰り返した外来棟の壁がひび割れ、鉄筋がむき出しになっています。4、5階は傾いているとのことです。

困っていること

避難所にいる家族の話を聞くと、食料配給がほとんどされていないようです。 医療機関として困っていることは、薬や点滴、酸素ボンベが足りないことです。問屋も大きな被害が出ているようで連絡が取れません。 停電の復旧は、すぐ近くまで来ています。メール…

現状

長町病院の現状です。 3月12日朝 停電が続いています。非常用電源が動いていますが、燃料の軽油が足りません。一晩持つかどうかです。 電子カルテがダウンしています。治療内容がわからず、困っています。 水と食料は何とかなりそうです。3月12日夕 軽油の確…

宮城大地震

入院患者、外来患者、通所利用者、職員全て無事です。電気、水道などライフラインが止まっています。今晩をどう乗り切るか、皆で考えています。 現在、携帯メールだけが何とかつながる状況です。

続報

ラジオしか情報源がありません。かなり広範囲に被害が及んでいるようで、ライフライン復旧の見通しも立っていません。携帯メールもほとんどつながりません。電池も切れそうです。この数日を何とか乗り切るしかないと覚悟を決めています。

地震でパソコンが動転

お昼頃、三陸沖を震源とする地震があった。当地では震度4を記録し、病院全体がかなり揺れた。ニュージーランド、クライストチャーチで起きた大地震の衝撃もあり、大丈夫だろうかという不安が頭の片隅をよぎった。急いでネットにつながるパソコンのところに行…

仙台プラザホテル閉館

仙台プラザホテルの閉館が突如決まった。 仙台市青葉区の老舗シティーホテル、ホテル仙台プラザを運営するホテル仙台プラザ(同市、青木昌敏社長)は今月25日で同ホテルの営業を終了し、閉館することを決めた。不況などで経営環境が悪化したのに加え、土地…

「医療保険におけるリハビリの日数制限の見直し」議論

行政刷新会議規制・制度改革委員会(平成22年3月~平成24年12月) - 内閣府を見ると、2011年2月16日付けで、第9回ライフイノベーションWGの議事概要が掲載されていた。リハビリテーションに関係する議論を抜粋する。 ○事務局 (中略) それから、項目9番の「…