長期化する避難生活の悪影響

 本日、地域連携強化目的で病院めぐりをしてきた。情報を収集する中で気がついたことは以下のとおり。

  • 重度外傷が比較的少ない。宮城県沖地震阪神淡路大震災後、耐震対策がとられたためと推測する。
  • 津波被害者が多数出た。しかも、病院搬送時には既に亡くなっている場合がほとんどである。
  • 地震津波による直接被害のピークが過ぎた一方、避難所で暮らす人たちを中心に体調を崩す例が増えている。
  • 医学的必要性が少ないが、帰る先が見つからない方がベッド稼動を落としている。


 直接被害から間接被害へと重点が移っている。今後の対策は、住居、食料、医薬品、ガソリンなどの生活必需品の確保に移っている。