診療報酬

早期、外来、訪問リハビリテーションの評価

中央社会保険医療協議会 総会 (第221回) 平成24年2月10日(金)より、早期、外来、訪問リハビリテーションの内容をとりあげる。なお、本エントリーの内容は、早期、外来、訪問リハビリテーションの見直し(2012年1月30日)を答申内容をもとに改変…

亜急性期入院医療管理料2と回復期リハビリテーション病棟入院料1ほぼ同基準に

中央社会保険医療協議会 総会 (第221回) 平成24年2月10日(金)より、亜急性期入院医療管理料見直しの話題をとりあげる。亜急性期入院医療管理料については、資料(総−1)(PDF:1331KB)の215〜217ページに次のような記載がある。 第2 具体的な内…

2012年度診療報酬改定答申 回復期リハビリテーション病棟入院料

昨日、中央社会保険医療協議会 総会 (第221回) 平成24年2月10日(金)にて、診療報酬改定答申が明らかにされた。リハビリテーションに関する資料をチェックする。 まずは、回復期リハビリテーション病棟入院料について。なお、本エントリーの内容…

早期、外来、訪問リハビリテーションの見直し

リハビリテーションに関する診療報酬改定を引き続き取り上げる。今回は、早期リハビリテーション、外来リハビリテーション、訪問リハビリテーションについてである。中央社会保険医療協議会 総会 (第219回) 議事次第 平成24年1月30日(月)内にあ…

診療報酬改定、回復期リハビリテーションの3段階化

診療報酬改定の概要が次第に明らかになっている。中央社会保険医療協議会 総会 (第218回) 議事次第 平成24年1月27日(金)内にある個別改定項目について(その1)、中央社会保険医療協議会 総会 (第219回) 議事次第 平成24年1月30日(…

金曜入院、月曜退院が多いと入院基本料は減額

中央社会保険医療協議会 総会 (第214回) 議事次第 |厚生労働省、これまでの議論の整理(現時点の骨子)(その1)総−2(PDF:294KB)には、次のような興味深い記載がある。 金曜入院、月曜退院の者の平均在院日数は他の曜日の者と比べ長いことを勘案し…

中医協、これまでの議論の整理(現時点の骨子)

中医協が本日再開された。中央社会保険医療協議会 総会 (第214回) 議事次第 |厚生労働省、これまでの議論の整理(現時点の骨子)(その1)総−2(PDF:294KB)には、次のような記載がある。 I-6 リハビリテーションの充実について (1)患者がより充実し…

維持期リハ月13単位は次回(14年度)の改定までとさせていただく

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/36176.htmlにて、厚生労働省保険局の鈴木康裕医療課長の発言が紹介されている。【関連エントリー】 リハビリテーションに関する次回診療報酬の概要(2011年12月7日) 2012年度診療報酬改定では、「回復期リハビ…

リハビリテーションに関する次回診療報酬の概要

リハビリテーションに関する次回診療報酬の概要が明らかになった。中央社会保険医療協議会 総会 (第211回) 議事次第 平成23年12月7日(水)、医療提供体制(その4:院内体制、リハビリテーション/病院従事者負担軽減、チーム医療、院内感染対策、…

病棟単位の亜急性期病床は回復期リハへ

最後に、中央社会保険医療協議会 総会 (第208回) 議事次第 平成23年11月25日(金)にある医療提供体制(その1:入院医療/高度急性期・一般急性期、亜急性期等、長期療養、有床診療所、地域特性)より、「II.亜急性期等医療について」(65〜88ペ…

医療提供が困難な地域等における病院の課題と論点

引き続き、中央社会保険医療協議会 総会 (第208回) 議事次第 平成23年11月25日(金)にある医療提供体制(その1:入院医療/高度急性期・一般急性期、亜急性期等、長期療養、有床診療所、地域特性)より、「V.地域特性について」(140〜151ページ…

一般病棟の長期療養についての検討

中央社会保険医療協議会 総会 (第208回) 議事次第 平成23年11月25日(金)にある医療提供体制(その1:入院医療/高度急性期・一般急性期、亜急性期等、長期療養、有床診療所、地域特性)に目を通した。本資料を見ると、医療機関の機能分化を診療…

被災地医療の再建に向けた中医協議論

中医協で診療報酬に関する改定作業が始まっている。2011年8月24日 第195回中央社会保険医療協議会総会議事録をみると、被災地訪問・意見交換会の報告を受けた議論が行われている。資料(総−1)(PDF:910KB)にある、今後の対応(案)(別紙5)に次のよ…

日病協、外来リハ管理料要望

中医協の議論に呼応して、日本病院団体協議会が外来リハビリテーションに関する要望を出した。 IT加算や外来リハ管理料などを要望−日病協 医療介護CBニュース 2月4日(金)21時38分配信 日本病院団体協議会(日病協)は2月4日、2012年度の診療報酬改定に向けた…

外来時のリハビリテーションにおける医師診察の見直し

中央社会保険医療協議会 総会 (第186回) 議事次第 |厚生労働省で、リハビリテーションに関する論議がされた。医療と介護の連携(その3:リハビリテーション、退院調整)、資料(総−2−1)(PDF:108KB)にて、次のような問題提起がされている。 医療…

ライフイノベーションWGにおけるリハ日数制限論議

行政刷新会議規制・制度改革委員会(平成22年3月~平成24年12月) - 内閣府、ライフイノベーションWGにて、「医療保険におけるリハビリの日数制限の見直し」の論議が進められている。ライフイノベーションWG(第9回) 議事次第 - 内閣府、資料3 規制・制度…

考察なき実態調査報告書

厚生労働省のホームページに、回復期リハビリテーション病棟入院料において導入された『質の評価』の効果の実態調査報告書が掲載された。厚生労働省:第28回中央社会保険医療協議会診療報酬改定結果検証部会資料、平成20年度診療報酬改定の結果検証にか…

疑義解釈資料(その3)

平成22年度診療報酬改定において、疑義解釈資料の送付について(その3)平成22年4月30日(PDF100KB)が5月6日付でアップされた。リハビリテーション関係部分を提示する。 (問14) 運動器リハビリテーション料(I)の届出をしている医療機関にて、どのような…

疑義解釈資料(その2)

平成22年度診療報酬改定において、疑義解釈資料の送付について(その2)平成22年4月13日(PDF:59KB)がアップされた。リハビリテーション医療に関連する部分を紹介する。 (問3) 回復期リハビリテーション病棟入院料に係る経過措置(1日当たり2単位以上の…

2010年度診療報酬改定(リハビリテーション部門)の要点

福岡で行われた研究会の時に用いた資料をネット上にアップする。 2010年度診療報酬改定(リハビリテーション部門)の要点は以下のとおりである。 1.疾患別リハビリテーション料等 脳血管疾患等リハビリテーション料(I、II)、運動器リハビリテーション料…

リハビリテーション提供単位数に関する療法士数の計算方法

福岡の研究会に講師として招かれた。そこで、リハビリテーション充実加算取得に必要な療法士数(2010年3月11日)の話をしたところ、概ね病床数2床に対し1人の療法士が必要なんですね、という指摘がされた。非常にわかりやすい計算方法なので、今後広めていき…

疑義解釈資料(その1)

平成22年度診療報酬改定において、疑義解釈資料の送付について(その1)平成22年3月29日(PDF:352 KB)がアップされた。リハビリテーション関係で重要と判断したQ&Aを紹介する。 (問84) 回復期リハビリテーション病棟における休日リハビリテーション提供…

1日6単位以上行えば回復期入院までの期間は延長

全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会主催で3月21日に行われた「平成22年度診療報酬改定説明会」に、当院の副事務長が参加した。その時に配布された資料の中に次のような記載がある。 ただし、一般病棟入院基本料(七対一入院基本料及び十対一入院基…

リハビリテーション充実加算取得に必要な療法士数

回復期リハビリテーション病棟入院料において新設された「リハビリテーション充実加算(1日あたり40点)」を取得するために必要な療法士数を計算した。 病床数50床で全患者が回復期リハビリテーション病棟対象と仮定し、30日ある月の計算をする。 (1)回…

亜急性期病棟におけるリハビリテーションの評価

平成22年度診療報酬改定関係資料、III 通知(PDF:9,031KB)の95〜96ページに、亜急性期入院医療管理料に関する規定がある。また、660〜662ページに施設基準の説明が、852〜853ページに届出書類がある。なお、医科・調剤(第3部 関係省令・告示)(PDF:536KB…

2010年度診療報酬改定:疾患別リハビリテーション料の人員配置

平成22年度診療報酬改定関係資料、III 通知(PDF:9,031KB)907〜923ページに、リハビリテーション料の施設基準についての資料がある。なお、人員配置については、説明会資料、平成22年度診療報酬改定説明(医科)(PDF:9,474KB)の112ページにまとめられてい…

2010年度診療報酬改定:廃用症候群の扱い

2010年度診療報酬改定の詳細が出た。平成22年度診療報酬改定について|厚生労働省に膨大な資料がある。少しずつ気がついた点をメモしていく。 本日は、廃用症候群について取り上げる。【関連エントリー】 廃用症候群レセプト審査強化(2008年3月10日) 平成2…

2010年度診療報酬改定:回復期リハビリテーション病棟

平成22年度診療報酬改定関係資料、III 通知(PDF:9,031KB)の94〜95ページに、回復期リハビリテーション病棟入院料に関する規定がある。また、658〜660ページに施設基準の説明が、845〜851ページに届出書類がある。なお、医科・調剤(第3部 関係省令・告示)…

回復期からもれる患者を救い上げる規定

中医協におけるリハビリテーション関係診療報酬論議(2010年2月18日)を読むと、いくつか興味深い点が見えてくる。 ひとつは、疾患分野別にリハビリテーション診療報酬をめぐる対立が存在していることである。今回は、脳血管障害等リハビリテーション料の引…

中医協におけるリハビリテーション関係診療報酬論議

2月16日、において、第165回(2月3日)から第169回(2月12日)まで5回分の中医協議事録がまとめて公表された。10/02/03 第165回中央社会保険医療協議会総会議事録に、リハビリテーション関係診療報酬に関する議論内容が示されている。今回の診療報酬改定の背…