日病協、外来リハ管理料要望

 中医協の議論に呼応して、日本病院団体協議会が外来リハビリテーションに関する要望を出した。

IT加算や外来リハ管理料などを要望−日病協
医療介護CBニュース 2月4日(金)21時38分配信


 日本病院団体協議会(日病協)は2月4日、2012年度の診療報酬改定に向けた要望書を厚生労働省保険局に提出した。要望事項は、電子カルテなどIT導入に対する報酬加算など4項目。提出後の記者会見で、日病協の猪口雄二氏(診療報酬実務者会議委員長)は、「大きな線で、各病院が共通して思っていることを要望してまとめた。特にリハビリテーションについては中医協(中央社会保険医療協議会)でも議論が始まったので、それを日病協としても後押ししたい」と述べた。


(中略)


(4)では、病態の安定した外来リハビリテーション患者に対し、医師が毎回診察しなくても「リハビリテーション処方せん」に沿って、リハビリテーションのみ行えるよう求めるもの。これについて猪口氏は、「状態が落ち着いた患者のリハビリに、1人の医師が付ききりになるのは無駄が多い。そうした場合には医師が診る必要はなく、再診料も不要だが、一定期間を医療が管理することに対しては点数を付けてほしい」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110204-00000015-cbn-soci


 出来レースのようにも思えるタイミングの良さである。医師の診察がないと外来リハビリテーションを利用できないことに関し、誰もが矛盾と思っていたということを示唆している。外来リハビリテーションに関しては、規制緩和の方向で合意が形成されそうである。