運動器リハビリテーション料(II)は引き下げ?

 中医協総会で、リハビリテーション関係の診療報酬が話し合われた(参照:厚生労働省:第165回中央社会保険医療協議会総会資料)。昨日のCBニュースで論議内容が紹介されている。

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 「【中医協】脳血管疾患リハ料、廃用症候群の加算を新設へ」という記事では、次のような報道がされている。

# 脳血管疾患等リハビリテーション


# 運動器リハビリテーション


 正直、運動器リハビリテーション料(II)(旧I)の引き下げ方針は予想外だった。確かに診療報酬(案)をみると、引き上げとは明記されず、点数が空白のままとなっている。厚労省の論法でいうと、引き下げもありうる。運動器リハビリテーション料(I)は入院に限られた。医療費の配分を病院に厚くするために、入院を上げ、外来を削ったと判断する。パイの奪い合いがここで生じている。
 廃用症候群の点数が据え置きという部分に関しては、疑問を抱く。「廃用症候群に対するリハビリテーションについて、その疾患特性に応じた評価を行う。」という文章を読む限り、大幅な引き下げもありうる。