看護必要度、10対1入院基本料病棟にも導入

 引き続き、平成22年度診療報酬改定、資料(総−6)(PDF:646KB)(『骨子における重要課題関連項目(入院)及び「四つの視点」関連項目(入院を中心に)』)より、看護必要度に関わる部分を紹介する。同資料の30ページより。

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急性期の医療機関における入院患者の重症度等の評価について

第1 基本的な考え方
 地域において急性期を担う医療機関において、入院患者の重症度等の状態について評価を行い実情に合わせた適正な配置を行っている病院を評価する。


第2 具体的な内容
 急性期の入院医療を担う一般病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料(一般病棟)、専門病院入院基本料の10 対1入院基本料について、「一般病棟用の重症度・看護必要度」に係る評価票を用い継続的に測定を行い、その結果に基づき評価を行っている場合の加算を新設する。


 看護協会は、厚労省にかなりのコネがあると思える。あらゆる入院料に、看護必要度を導入しようとしている。看護必要度は看護師配置のツールにすぎない。しかし、診療報酬では看護必要度=患者の重症度という誤った概念が幅をきかせている。