リハビリテーション

算定日数上限当たりFIM運動項目利得の平均値27の与える影響

中央社会保険医療協議会 総会(第328回)、平成28年2月10日が開催され、平成28年度診療報酬改定の概要が明らかになった。答申について、総−1(PDF:3,645KB)に個別改定項目が記載されている。「II-3 質の高いリハビリテーションの評価等、患者の早期の機能…

胃瘻造設をめぐる中医協議論

胃瘻造設をめぐり、中医協で議論が行われている。関係するのは、以下の3つの資料である。 中央社会保険医療協議会 総会(第313回)平成27年11月18日、診療報酬改定結果検証部会からの報告について、総−5−1(PDF:3,376KB)(胃瘻の造設等の実施状況調査)…

体制強化加算の医師専従要件緩和などその他の改定項目

中央社会保険医療協議会 総会(第316回)平成27年12月2日が開催され、リハビリテーションに関する診療報酬改定の議論が行われた。個別事項(その5;リハビリテーション)についてが議論のもとになった資料である。 今回は、これまで紹介してきた回復期リハ…

維持期リハビリテーションの規制さらに厳しく

中央社会保険医療協議会 総会(第316回)平成27年12月2日が開催され、リハビリテーションに関する診療報酬改定の議論が行われた。個別事項(その5;リハビリテーション)についてが議論のもとになった資料である。 今回は、維持期リハビリテーションに係る…

廃用症候群に対するリハビリテーション料が独立した項目へ

中央社会保険医療協議会 総会(第316回)平成27年12月2日が開催され、リハビリテーションに関する診療報酬改定の議論が行われた。個別事項(その5;リハビリテーション)についてが議論のもとになった資料である。 今回は、廃用症候群のリハビリテーション…

回復期リハ病棟に関わる診療報酬改定の論点が明らかに

中央社会保険医療協議会 総会(第316回)平成27年12月2日が開催され、リハビリテーションに関する診療報酬改定の議論が行われた。個別事項(その5;リハビリテーション)についてが議論のもとになった資料である。 本資料のなかで、最も重要な課題は回復期…

ネパール大地震と脊髄損傷

第52回日本リハビリテーション医学会で、「災害とリハビリテーション」というテーマでシンポジウムがもたれた。その中で、2015年4月25日に発生したネパール大地震にて多数の脊髄損傷者が生まれ、リハビリテーションニーズが急増していることが紹介された。 N…

PT・OT・ST国家試験合格者発表2015

理学療法士・作業療法士、言語聴覚士国家試験の合格者が発表された。http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken08_09/about.htmlとhttp://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken21/about.htmlに合格率・合格者数が載っている。 【…

がん患者がリハビリテーション難民になるおそれ

廃用症候群のリハビリテーション対象疾患から、がん患者リハビリテーション料の対象疾患が除かれた。この影響で、がん患者リハビリテーション料の届出をしていない医療機関では、がん患者に対するリハビリテーション医療を提供することが困難となった。【関…

ADL維持向上等体制加算に関する厚労省の迷走

ADL維持向上等体制加算に関する厚労省の見解が迷走し、現場を混乱におとしいれている。【関連エントリー】 高度急性期・急性期におけるADL維持向上等体制加算のメリット(2014年3月9日) 上記関連エントリーで、ADL維持向上等体制加算の療法士専従要件に関し…

PT・OT・ST国家試験合格者発表2014

理学療法士・作業療法士、言語聴覚士国家試験の合格者が発表された。http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken08_09/about.htmlとhttp://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken21/about.htmlに合格率・合格者数が載っている。 【…

廃用症候群でのリハビリテーション料算定は今後困難となる

廃用症候群に対するリハビリテーション料は大幅に引き下げられ、かつ、算定要件が厳しくなった。廃用症候群は現在でも保険者から目の敵にされており、今後請求が激減することが予想される。【関連エントリー】 疾患別リハビリテーション料等変更と維持期経過…

地域包括ケア入院医療管理料算定病床ではリハビリテーション医療過少となる恐れ

医療機関の機能分化・強化と連携が進められるなかで、中小病院は自らの役割をより鮮明にする必要がある。許可病床200床未満の病院では、急性期を担う一般病棟のなかに地域包括ケア入院医療管理料算定病床を設置するところが増えることが予想される。この場合…

高度急性期・急性期におけるADL維持向上等体制加算のメリット

急性期病棟におけるリハビリテーション専門職の配置に対する評価として、ADL維持向上等体制加算 25点 (患者1人1日につき)が導入された。平成26年度診療報酬改定説明会(平成26年3月5日開催)資料等についてにある平成26年度診療報酬改定説明(医科・本体) の1…

平成26年度診療報酬改定に関する通知に関するメモ

平成26年度診療報酬改定についての情報が更新され、改定の全容がほぼ明らかになった。平成26年度診療報酬改定説明会(平成26年3月5日開催)資料等についてに文書がまとめられている。なかでも、平成26年度診療報酬改定説明(医科・本体) と、平成26年度診療報…

胃瘻造設等に関する診療報酬改定

胃瘻造設等に関する診療報酬改定について取り上げる。該当資料は、中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)の171〜174ページ、別紙1−1(医科診療報酬点数表)(PDF:3,154KB)のリハビリテーション10/11ページ、…

疾患別リハビリテーション料等変更と維持期経過措置の一部延長

疾患別リハビリテーション料等の変更と維持期リハビリテーションの評価について検討する。該当資料は、中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)の87〜89、117〜118、134〜137ページ、別紙1−1(医科診療報酬点数表…

回復期リハビリテーション病棟入院料1の体制強化加算は大盤振る舞い

回復期リハビリテーション病棟入院料の改定が行なわれた。該当資料は、中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)の28〜30ページ、別紙1−1(医科診療報酬点数表)(PDF:3,154KB)の入院料等44/71〜45/71ページにあ…

リハビリテーションの外来への円滑な移行の推進

リハビリテーションの外来への円滑な移行の推進に関する改定がなされた。該当資料は、中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)の130〜133ページ、別紙1−1(医科診療報酬点数表)(PDF:3,154KB)のリハビリテーシ…

急性期病棟におけるリハビリテーション専門職配置への加算は期待はずれ

急性期病棟におけるリハビリテーション専門職配置に加算がつくことになったが、その点数は期待はずれの低さにとどまった。該当資料は、中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)の128〜129ページ、別紙1−1(医科診…

地域包括ケア病棟入院料におけるリハビリテーション医療の位置づけ

地域包括ケア病棟入院料に関する資料は、中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)の25〜27ページ、別紙1−1(医科診療報酬点数表)(PDF:3,154KB)の入院料等45/71〜51/71ページにある。 【関連エントリー】 亜急…

リハビリテーション医療の地殻変動を促す改定

2014年度診療報酬改定に関する答申書が、2014年2月12日付で提出された。中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)と別紙1−1(医科診療報酬点数表)(PDF:3,154KB)が最も重要な資料である。 今回の診療報酬改定は…

廃用症候群リハビリテーション料は規制強化と大幅引き下げのダブルパンチ

廃用症候群に対するリハビリテーション料は、規制強化と大幅引き下げのダブルパンチを受けた。該当資料は、中央社会保険医療協議会 総会(第272回) 議事次第内にある、総−1(PDF:2,142KB)の134〜136ページ、別紙1−1(医科診療報酬点数表)(PDF:3,154…

急性期病棟におけるリハビリテーション専門職配置の件

引き続き、2014年度診療報酬改定の検討を続ける。今回は、急性期病棟におけるリハビリテーション専門職配置の件を取り上げる。中央社会保険医療協議会 総会(第270回) 議事次第内にある、個別改定項目について(その1)総−4(PDF:2,099KB)、重点課題1-5…

亜急性期入院医療管理料の廃止と地域包括ケア病棟入院料の創設

2014年度診療報酬改定の検討を続ける。今回は、亜急性期入院医療管理料の廃止と地域包括ケア病棟入院料の創設に関する改定を取り上げる。中央社会保険医療協議会 総会(第270回) 議事次第内にある、個別改定項目について(その1)総−4(PDF:2,099KB)、…

回復期リハビリテーション病棟入院料1に関する改定

昨日に引き続き、2014年度診療報酬改定の検討をする。今回は、回復期リハビリテーション病棟に関する改定を取り上げる。【関連エントリー】 リハビリテーション関係診療報酬改定の議論開始(2013年12月4日) 2012年度診療報酬改定答申 回復期リハビリテーシ…

廃用症候群でのリハビリテーション処方が困難に

2014年度診療報酬における改定内容の一部が明らかになった。中央社会保険医療協議会 総会(第270回)(平成26年1月29日)内にある、個別改定項目について(その1)総−4(PDF:2,099KB)が該当資料である。 リハビリテーション医療に関係するものがいくつか…

廃用症候群に対するリハビリテーション料査定状況の特徴と対策

数ヶ月前、リハビリテーション料の大幅な査定が行われている医療機関から、様々な情報を聞く機会があった。都道府県でリハビリテーション料査定に大きな差があるが、療法士数や回復期リハビリテーション病棟が多い西日本を中心に、国民健康保険連合会による…

廃用症候群に関する規制強化

廃用症候群に関する診療報酬改定について分析をする。【関連エントリー】 リハビリテーション関係診療報酬改定の議論開始(2013年12月4日) 維持期リハビリテーション、医療保険では次回改定まで(2012年2月11日) 2010年度診療報酬改定:廃用症候群の扱い(…

リハビリテーション関係診療報酬改定の議論開始

本日の中医協で、リハビリテーション関係診療報酬改定の議論が行われた。中央社会保険医療協議会 総会(第262回) 議事次第内にある、個別事項(その3:リハビリテーション)について、総−1(PDF:2,479KB)が該当資料である。改定内容は「論点」に記載さ…