成果主義

中医協答申−回復期リハビリテーション病棟に対する質の評価の導入

中医協答申がでた。中央社会保険医療協議会総会平成20年2月13日資料の中の、資料(総-1)全体版と、資料(答申書)(別紙1)全体版をもとに、回復期リハビリテーション病棟に関する部分を提示する。 資料(総-1)全体版PDFファイルのベージ数で51-52に概…

回復期リハビリテーション病棟退院要件

澤田石先生のホームページ「厚労省が推進する棄民政策に反対しよう」に回復期リハビリテーション病棟退院要件に関する重要な情報が掲載されたので、ご紹介する。 今度改定される回復期リハビリテーション病棟入院料の要件は次のようになっている。 【回復期…

医療崩壊をもたらす厚労省の政策に反対しよう

澤田石先生のホームページ医療崩壊をもたらす厚労省の政策に反対しようのご紹介をします。 本ホームページ内にあるanti-seikashugi.pdfには、厚労省が導入しようとしている「日常生活機能指標」に関する貴重なデータが載せられています。ぜひともご一読くだ…

回復期リハビリテーション病棟に対する質の評価の導入

厚労省中医協総会平成20年1月31日資料がアップされた。平成20年度診療報酬改定について、資料(総-8-2)全体版のPDF内に、診療報酬改定の概要がある。 回復期リハビリテーション病棟等に関する部分(45-46ページ)をご紹介する。 # 回復期リハビリテーショ…

「医療費抑制の時代」を超えて ーイギリスの医療・福祉改革

英国の医療改革をモデルに日本の将来への提言 人手不足による過重労働を日々実感している医療者にとって,昨今の医療費抑制政策への不安は現実問題になりつつある。本書は厳しい医療費抑制政策により荒廃した英国の医療現場を生々しく伝え,ブレア政権以降の…

回復期リハビリテーション病棟と有料老人ホーム

厚労省第2回 医療構造改革に係る都道府県会議配付資料(平成19年4月17日)の事務次官講演資料紹介を続ける。今回のテーマは、回復期リハビリテーション病棟退院先としての有料老人ホームの位置づけである。 CBニュースリハビリ成果主義、在宅復帰率などで(…

医療構造改革と回復期リハビリテーション病棟

厚労省第2回 医療構造改革に係る都道府県会議配付資料(平成19年4月17日)の事務次官講演資料をご紹介する。ここに、回復期リハビリテーション病棟に関する重要な指摘がある。 厚労省は、医療費増加の主要因は老人医療費の増加と判断している。そして、1人…

成果主義に関する配信記事

次のような記事が、Japan Medicineから配信された。 2008年度診療報酬改定トピックス/回復期リハ病棟 成果主義導入のインパクト 患者排除にならない仕組みづくりが重要 適正な評価を受けるインフラ整備をスタート 記事:Japan Medicine 提供:じほう【2008…

全国回復期リハ病棟連絡協議会日常生活機能指標評価者研修会

全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会会長名で、日常生活機能指標(看護回復期リハ看護必要度)評価者研修会開催にあたって(会長挨拶)という文書が届いた。研修会スケジュールにある第1回日常生活機能指標評価者研修(2007年1月21日)をご覧いただ…

回復期リハビリテーション病棟成果報酬導入に反対する要望書

2007年9月10日付で、全国保険医団体連合会より、回復期リハビリテーション病棟成果報酬導入に反対する要望書が厚生労働大臣宛に提出されている。全文を引用する。 前略 国民医療確保に対する貴台のご尽力に敬意を表します。 さて、一部マスコミで「2008年改…

回復期リハビリテーション病棟と成果主義(まとめ)

【中医協での論議】 2007年11月30日、中医協で、回復期リハビリテーション病棟に成果主義を導入するという提案がされた。概要は下記のとおりである。 現在の施設基準のうち、医師の専従要件を廃止して平均的な点数を1,680点よりも引き下げ、回復期病棟ごとに…

FIMと「日常生活機能指標」の比較

FIM(Functional Independence Measure)には、以下の18項目が含まれる。 # 運動項目 食事 整容 清拭 更衣(上半身) 更衣(下半身) 排泄動作 排尿コントロール 排便コントロール 移乗(ベッド・車いす) 移乗(トイレ) 移乗(浴槽) 移動 階段昇降 # 認…

成果主義における重症患者の評価基準

CBニュースリハビリ成果主義、在宅復帰率などで(2007年12月3日)に戻る。重症患者の入院率と改善率に関わる部分を引用する。 基準2 重症患者の入院率 「重症患者の入院率」では、日常生活に必要な身体機能(日常生活機能)で「重症度」を判断する。看護にか…

重症度・看護必要度に係る評価表

そもそも「看護必要度」とは何か? 「看護必要度」とは、診療報酬におけるハイケアユニット入院医療管理料の施設基準にある「重症度・看護必要度に係る評価表」のことを示す。モニタリング及び処置等に係る得点(A得点)が3点以上、または患者の状況等に係る…

看護必要度と日常生活機能指標

先日示したCBニュース、リハビリ成果主義、在宅復帰率などで(2007年12月3日)というニュース内に次のような記載がある。 「重症患者の入院率」では、日常生活に必要な身体機能(日常生活機能)で「重症度」を判断する。看護にかかる手間を判断する「看護必…

成果主義をめぐる論議(続き)

CBニュースにおいて、リハビリ成果主義、在宅復帰率などで(2007年12月3日)という記事が掲載された。成果主義に関わる部分を引用する。 現在の施設基準のうち、医師の専従要件を廃止して平均的な点数を1,680点よりも引き下げ、回復期病棟ごとに「質の評価」…

成果主義をめぐる論議

回復期リハビリテーション病棟において、成果主義導入の動きが報道された後、CBニュースにおいて、回復期リハの成果方式「現場無視」(2007年10月23日)という記事が掲載された。ここに岩手県内のK病院の調査が紹介されている。貴重な調査であり、長文だが引…

自己紹介にかえて 成果主義の危険性

2008年度診療報酬改定において、回復期リハビリテーション病棟に成果主義が導入されようとしている。その危険性について、今年10月に考察を行い、関係者の意見を募った。全文を引用する。 NIKKEI NET(2007年10月4日)に次のような記事が載った。 診療報酬に…