2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

回復期リハビリテーション病棟入院料Iの算定は早くても10月から

回復期リハビリテーション病棟入院料Iの算定には、直近6ヶ月間の重症患者(日常生活機能評価10点以上)入院率と在宅復帰率のデータが必要となる。重症患者回復病棟加算も同様である。詳しくは、回復期リハビリテーション病棟入院料Iの施設基準をご覧いただき…

障害者施設等病棟における重度意識障害者の基準

厚生労働省より、平成20年度診療報酬改定に係る通知等についてという資料が提示された。障害者施設等病棟と特殊疾患入院医療管理料に関係する部分を紹介する。 なお、診療報酬の概要については、中医協答申−特殊疾患療養病棟等の役割に着目した見直しで取…

亜急性期入院医療管理料の退院基準

厚生労働省より、平成20年度診療報酬改定に係る通知等についてという資料が提示された。亜急性期入院医療管理料に関係する部分を紹介する。 なお、診療報酬の概要については、中医協答申−急性期後の入院機能の評価で取りあげたため、今回は算定要件中退院…

回復期リハビリテーション病棟入院料Iの施設基準

厚生労働省より、平成20年度診療報酬改定に係る通知等についてという資料が提示された。回復期リハビリテーション病棟入院基本料に関係する部分を紹介する。 なお、診療報酬の概要については、中医協答申−回復期リハビリテーション病棟に対する質の評価の…

リハビリテーション医療再生を目指して

日本のリハビリテーション医療の現状を把握するために、歴史的経過を振り返った。2008年度診療報酬改定のもたらすものをふまえ、リハビリテーション医療再生を目指すうえで何が必要か考察をした。 【リハビリテーションという言葉の由来】 リハビリテーショ…

2006年度介護給付費の状況

2006年度介護保険改定の影響について調べたところ、興味あるホームページを見つけた。社会保障ガイド2008より、 介護給付費の状況(2006年度分) を紹介する。 # 介護給付費の推移 年度 介護給付費 前年度比 2006年度 6兆4,345億円 0.7%増 2005年度 6…

異例のリハビリテーション診療報酬改定(2007年)

異例の診療報酬改定が2007年に実施された。その内容は大きく分けると、以下の3点となる。 疾患別リハビリテーション医学管理料導入 疾患別リハビリテーション料逓減制導入 レセプト審査強化 このうち、レセプト審査強化については、以前、レセプト審査強化の…

リハビリテーション医療の打ち切り制度撤廃運動(2006年)

2006年4月8日、朝日新聞「私の視点」に、多田富雄先生の訴え診療報酬改定 リハビリ中止は死の宣告が掲載された。疾患別リハビリテーション料算定日数上限設定に対し、その非人間性を痛切に批判した内容だった。 リハビリテーション診療報酬改定を考える会(…

後期高齢者医療制度廃止法案提出

2月29日のNIKKEINETより。 野党、後期高齢者医療制度で廃止法案を提出 民主、共産、社民、国民新の野党4党は28日、4月から始まる後期高齢者医療制度の廃止法案を衆院に提出した。(1)75歳以上の被扶養者からの保険料徴収(2)70−74歳の医療費の窓口負担の1割か…

後期高齢者診療料ボイコット宣言

神奈川保険医協会が、後期高齢者診療料ボイコット宣言を出した。理事会声明 「医療現場に無知な、羊頭狗肉の机上プラン 後期高齢者診療料(=登録医制)に抗す」より、全文を引用する。 医療現場に無知な、羊頭狗肉の机上プラン 後期高齢者診療料(=登録医…

激震3−診療報酬改定、療養病床入院基本料の見直し(2006年)

2006年度診療報酬改定で療養病床入院基本料が見直された。入院患者の状態を医療区分とADL区分で評価し、診療報酬が設定された。 その後の法改定で、介護保険の療養病床は2011年度末に全廃されることが決まった。また、医療保険療養病床も医療需要度が高い患…

激震3−診療報酬改定、疾患別リハビリテーション料の導入と算定日数上限設定(2006年)

2006年度診療報酬改定は、リハビリテーション関係者にとって衝撃的なものだった。主な内容を列記する。# 疾患別リハビリテーション料の導入と算定日数上限設定 * これまでの体系を見直し、新たに疾患特性を加味した下記の4体系とする。 脳血管疾患リハビリ…