雪のページェント
イヴから降り続く雪で白く覆われたけやき並木が、スターライトウィンクの後、光り輝く回廊となる。
今年の光のページェントは、12月14日に相次いで生じた配電盤火災の影響で休止を余儀なくされた。仙台の冬の風物詩として親しまれてきたページェントにとって大きな試練となった。安全性確認後にやっと全面的に再開となった12月22日も、大嵐にたたられた。今年はとことんついていないと思っていたところ、この週末の雪で定禅寺通が美しく生まれ変わった。
勾当台公園のサンタクロースや巨大クリスマスツリーも例年通りである。
今年ものこすところ、あと1週間となった。ページェントも12月31日までである。中断があった分、ページェントを心待ちにしていた者にとって、残された期間がいとおしく思えてくる。事故の再発予防、財政的問題など、難題が山積しているとは思うが、来年以降も光の祭典が仙台の冬を輝かし続けてくれることを心から願っている。