ひさしぶりの更新

 久しぶりにエントリーを書いた。


 実は、2月15日に小樽で転倒した時に強打した左上肢の症状がかなり悪化していた。受傷当初は、前腕近位部橈側の安静時痛が著しく、ホテルで唸っていたことを覚えている。また、他動的に動かす分にはまだ良いが、筋収縮を伴うような肢位をとると激痛がはしっていた。特に、肘屈曲、前腕回内、手関節背屈位がもっともひどかった。この姿勢はパソコンのキーボードを打つ肢位そのものである。
 腕橈骨筋と橈側手根伸筋の筋挫傷、全治3〜4週間と自己診断し、そのうち自然回復するだろうと楽観的に考えていた。本当は、受傷初期に安静にすべきなのだが、仕事で電子カルテを使っているため、長時間キーボードへの打ち込みを行わざるをえない。このため、時間経過とともに安静時痛こそ改善したが、無理して使っていたためか運動時痛が悪化してしまった。NSAIDsでごまかしていたが限界になり、3月初めには左前腕回内位が困難となった。親指でキーが押せない。小指を浮かすことができない。キーボードも片手動作になり、作業効率も著しく低下した。この時のOT評価では、前腕回内可動域は30度、握力は10kgちょっとという情けない状態だった。
 自分の不注意で起こした外傷であったこともあり、ブログを書く気持ちにも全くなれず、休止状態とした。ネットもほとんど見ず、この数週間はメールチェックをする程度にとどめていた。幸い、治療効果があり、なんとかこの1〜2週間は良好な方向に向かっているという実感がある。ただ、特に書きたいエントリーも最近なく、このまま2〜3ヶ月休もうかなと思っていた矢先だった。


 そんなところに、http://www.asahi.com/tech_science/update/0323/TKY201303230226.htmlという朝日新聞の記事が載った。腰痛症患者としては、朝日新聞が一面トップにしてくれたのに何も反応しない訳にはいかないという気持ちになってしまった。良いきっかけになったと朝日新聞に感謝したい。
 まだまだ本調子ではない。今日も日直だったが、たまった書類を書いているうちに左上肢がパンパンになってしまった。無理をしないように心がけたい。書きたい話題があった時だけ更新というくらいのペースでのんびりとブログを更新していきたいと思っている。