後期高齢者診療料普及進まず

 久しぶりに後期高齢者診療料の話題が報道された。

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 昨年の診療報酬改定で導入された「後期高齢者診療料」の届け出が7月1日の時点で、全国で9563件にとどまっていたことが、厚生労働省の調査で分かった。前回調査の5月1日時点から85件の微増で、診療所数もやや増えたため、診療所数に占める割合は約15%と、前回とほぼ同じだった。2月24日に開かれた「高齢者医療制度に関する検討会」で、同省の担当課長が明らかにした。

後期高齢者診療料、2か月で85件の微増(キャリアブレイン 2009/02/25)


 麻生内閣支持率が低迷している。野党は一致して後期高齢者医療制度廃止を目指している。政権交代が現実味を帯びる中、厚労省後期高齢者診療料の普及をあきらめたようだ。約8ヶ月前のデータを出すなど、何を今更、という気持ちになる。