ゲーム機でリハビリテーション

 朝日新聞日曜版に、「『ゲームで夢中』で機能回復」という記事が載った。熊本県芦北町にある介護予防支援施設「あそびReパーク」では、2006年11月から、バンダイナムコゲームス社の4種類のゲームだけ使って運動機能を回復する取組みをしている。九州大病院リハビリテーション部の高杉紳一郎講師らと同社が新しく開発した。

 同社の高齢者向けのゲーム機は全国約150の病院や福祉施設にある。高杉さんたちは、モグラたたきのようなゲーム機を導入した青森県の老人福祉施設で追跡調査をしたところ、バランス感覚と敏捷性の改善が認められたという。
 人間の能力の向上などに役立つゲームは、「シリアスゲーム」と呼ばれ、米国では専門ソフト会社が数百あるほど盛んだ。
 「ゲーム大国」日本は専門ソフト会社が1社できたばかり。まだ開発の余地が十分ある。


 以前、横浜に行った時、ワールドポータズ内にあるディサービスセンター「かいかや」に見学に行ったことがある。「ワニワニパニック」や「ドキドキへび退治」など、ナムコが高齢者に開発したゲームを興味深く拝見させてもらった。


 市販前だったので価格未定とのことだった。現在、全国約150以上の病院や福祉施設に既に入っているということならば、価格も手頃な値段となっている可能性がある。導入を真剣に検討しても良いかもしれない。