失言しないコツ「6つのT」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081211-OYT1T00555.htmより。
麻生さん向け、失言しないコツ「6つのT」〜伊吹元幹事長
自民党の伊吹文明・元幹事長は11日の同党伊吹派総会で、麻生首相らの相次ぐ失言を受けて、「失言しないコツ」を披露した。
避けるべき六つの「T」として、〈1〉「正しい」と思い込んで不要な発言をする〈2〉「立場」をわきまえず、言ってはいけないことを言う〈3〉人を見下すような「態度」を取る〈4〉話す「タイミング」を間違える〈5〉「旅先」で気がゆるむ〈6〉笑いを取ろうと「例え話」をする――を挙げ、「ポストにいる人は注意してもらいたい」と戒めた。
(2008年12月11日19時04分 読売新聞)
麻生首相も気の毒なことに、自らの失言が教材に使われるようになってしまった。自民党内部でも権威が失墜している。誰も首相のことを尊重しなくなった。
麻生首相は、失言があまりにも多く、最近はマスコミからも相手にされなくなってきている。定額給付金、高所得者は「もらわないのが普通」 首相(NIKKEI NET)での発言なんか、本来なら大問題になる。
参院決算委員会は15日午前、麻生太郎首相と全閣僚が出席し、2007年度決算に関する質疑をした。首相は定額給付金について「多額のカネをいまもらっていても『1万2000円をちょうだい』というのはさもしい」と述べ、所得制限を設けない自治体でも高所得者は受給を辞退すべきだとの考えを重ねて表明。「1億円も収入ある方はもらわないのが普通だ。人間の矜持(きょうじ)の問題だ」とも強調した。
12日に自ら発表した生活防衛対策の財源に関しては「財政投融資特別会計や外国為替資金特別会計などいろいろなものがあるが、生活対策はその中から充てたい」と語り、「埋蔵金」を活用する意向を表明した。いずれも神本美恵子氏(民主)への答弁。(13:32)
「さもしい」という表現を使うこと自体、人を見下すような「態度」を露骨に示している。国民の税金で票をかすめとるような行為自体が「さもしい」ことにどうやら気づいていないようだ。