医師数抑制方針を撤回 厚労相「勤務医は倍必要」

 47ニュース(共同通信)、医師数抑制方針を撤回 厚労相「勤務医は倍必要」より。

医師数抑制方針を撤回 厚労相「勤務医は倍必要」


 福田康夫首相と舛添要一厚生労働相は17日午前、首相官邸で会談し、地域で深刻な医師不足の解消に向け、医師数抑制のため医学部の定員削減を決めた1997年の閣議決定を事実上撤回し、医師の増員などの対策を検討していく方針で一致した。


 この後、記者会見した舛添氏は「閣議決定を見直す方向で調整することで、首相の了解を得た」と明言した。


 舛添氏はまた「(政府は従来)医師数は十分だ、偏在が問題だと言ってきたが、現実はそうではない。1週間に80−90時間の医師の勤務を普通の労働時間に戻すだけで、勤務医は倍必要だ」として、医師の増員を目指す考えを強調した。


2008/06/17 11:35 【共同通信


 本ブログ、医師「総数として不足」政府認めるで、次のような配信記事を紹介した。

 2月12日、閣議決定した後、「医師数は総数としても充足している状況にはないものと認識している」との答弁書を提示。

 この時は、ついに政府も医師数増加に方針を転向したのかとぬか喜びした。しかし、医師数は総数としても充足している状況にはないものと認識している」=医師数不足ではないという解釈がされ、実効ある措置はされていなかった。
 今回は、舛添厚労相の口から「勤務医は倍必要だ」という発言が飛び出している。具体的な数値目標がどの程度になるか注目したい。