「オトことば。」を副教材として採用しようかな #otokotoba
腰痛で今日も仕事を休みました。痛みが少しは良くなってきたので、リハビリテーションもかねて近くの書店まで行き、「オトことば。」を購入してきました。
- 作者: 乙武 洋匡
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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震災以後にTwitterを始めました。錯綜する情報の中でささくれだちそうな心を癒してくれたのが、Twitter 乙武洋匡でした。「オトことば。」は、Twitter上での乙武洋匡さんとフォロワーのやりとりをまとめた本です。
身体が不自由な人を街中で見かけると、それだけで嬉しくなるという変な習性を持っています。リハビリテーション医としての性のようです。障害を持っていようがいまいが、社会の中で生活をすることが当たり前のいう雰囲気が徐々に広がっているという実感があります。その中でも乙武洋匡さんは特別な存在です。
本書の中に、次のようなやりとりがあります。
乙武さんが頻繁に出てくれているから、小学校のうちの子も、もう見慣れちゃった。
メディアに出るのは、正直しんどいことのほうが多い。でも、こういうツイートを読むと、自分の活動の意味を再確認できる。感謝。
この他にも、心に響く表現や、思わずニヤリとほくそえむようなやりとりが多数収録されています。
リハビリテーション専門職の学校で、「リハビリテーション医学」の講義をしています。難しい話をするよりは、「オトことば。」副教材として推薦した方が分かりやすそうなので、真剣に検討中です。
お値段も1000円と手頃です。文字数も少なく、1時間もあれば読み切ることができます。活字離れの若者にも勧められます。一家に一冊、「オトことば。」をよろしく。
おまけとして、震災後にKスタで乙武さんが行った始球式もアップしましたので、そちらもご覧ください。