酒飲みテスト

 摂食・嚥下障害の原因の一つとして、脳障害に伴う拒食がある。この場合、塩分制限にこだわらず、好みの味付けにして食事を出すことがある。嗜好の確認も大事である。大酒飲みの人もかなりいる。日本酒好きの人には、嚥下障害のスクリーニングテストとして有名な水飲みテストの代りに、酒飲みテストを試みたくなる。水に比べて、適当な粘度があるので、誤嚥しにくいはずである。食欲も増進する。一度実施したいと思っているが、まだ機会はない。