診療報酬、10年ぶりにプラス改定

 診療報酬が、わずかながらプラス改定で決着した。

 財務省厚生労働省は23日、10年度の診療報酬全体の改定率を0.19%引き上げることで合意した。医師不足が目立つ産科や小児科などを充実させるため、医師の技術料にあたる「本体部分」を1.55%引き上げる一方、薬の公定価格「薬価」などを1.36%引き下げた。全体のプラス改定は2000年度以来、10年ぶり。

http://mainichi.jp/select/today/news/20091224k0000m010071000c.html


 改定率に関するグラフを見ると、この10年間、医療がいかに痛みつけられたかが実感させられる。今年プラス改定になったとしても、これまでのマイナスは到底取り戻せない。医療崩壊から再生へと転換を目指すことは困難である。