明日から日本リハビリテーション医学会
第46回日本リハビリテーション医学会が明日から静岡市で開催される。毎年かかさず参加してきたが、今年は別の学会の予定が入っていることもあり、留守番をすることになった。前泊のため今日出発した先生方は今頃羽を伸ばしていることと思う。残存部隊長としては、この3日間、病棟で何事もないことをひたすら祈るのみである。最近は、嚥下障害がらみの入院が多い。経鼻経管栄養から離脱し、経口摂取訓練を開始し始めた時期が最も神経を使う。
医師が学会に参加する理由は様々である。最新の情報に触れる、効率良く勉強する、なかなか会えない先生方との交流を深める、資格制度の更新に必要な単位をとる、などが思い浮かぶ。業務から解放されリフレッシュをするということも重要な目的の一つである。
医師、特に勤務医は24時間拘束が普通である。ポケベルの時代は、県境を越えると電波が届かず、束縛から解放された気分になった。現在は、携帯電話があるため、日本全国どこに行っても拘束されているという心境になる。通信機器の発達は、医師の過重労働の一因になっている。それでも、どう頑張っても物理的に戻れない場所ならば、当番の先生に全て任せるということも許される。
今後、情報手段がいかに発達しようとも、医学会学術集会という形態はなくならない。わざわざ時間をかけて行くのにはそれなりの理由がある。むしろ、遠方なところほど喜ばれる。ちなみに、第47回日本リハビリテーション医学会は、来年5月20日〜22日、鹿児島で開催されることになっている。