霧の霧島
明日から、日本リハビリテーション医学会が鹿児島で開かれます。どうせ前泊するんだからと考え、朝一番の飛行機を選び、霧島観光を楽しむことにしました。
ところが、鹿児島は大雨洪水警報が発令されており、場合により、宮崎空港に着陸するか、伊丹空港に引き返しますという条件付となっていました。さらに、修学旅行の中学生が多数乗っており、揺れるたびにキャーキャーという声が聞こえてきます。なかなか、スリル満点のフライトでした。
到着後、当初の予定どおり実行するかどうか流石に迷ったのですが、特に交通規制もされていないという総合案内所のスタッフの情報を信じて、レンタカーを借りることにしました。
国道223号線をひたすら登りました。霧島連峰全体が温泉の宝庫となっており、あちこちに温泉郷がありました。途中で日帰り入浴を楽しんだ後、霧島神宮に向かいました。山岳ドライブでしたが、道路状況は思ったほど悪くありません。しかし、さすがに山全体が霧に包まれており、晴れていれば桜島が錦江湾に浮かぶ姿が見えるのでしょうが、全く眺めることができませんでした。
国道沿いにあった丸尾滝です。道路のすぐそばにあるため、滝つぼからあがる水しぶきがまともにかかり、ずぶ濡れになってしまいました。
坂本龍馬が寺田屋で襲撃された後、薩摩藩に一時身を寄せていました。その時、妻のおりょうと一緒に霧島で湯治をしていましたが、日本で最初の新婚旅行という触れ込みで霧島中で大々的に宣伝しています。長期に逗留した塩浸温泉には、このように2人の銅像が飾られています。
坂本龍馬が訪ねたという犬飼滝が妙見温泉の近くにあったので、行ってみました。高さ36mということですので、秋保大滝(55m)の3分の2ということになります。しかし、大雨で水量が増えていたこともあり、かなり幅が広がっており、展望台からみてもかなりの迫力でした。
鹿児島空港に無事戻った後、西郷隆盛像に挨拶し、空港バスで鹿児島市内に向かいました。明日からは学会場にほぼ缶詰め状態となる予定です。有意義な3日間をすごしたいと思っています。