視覚障害者のスキーヤー

 バンクーバーオリンピックに、視覚障害スキーヤーが参加する。カナダのブライアン・マッキーバー(30)である。

 カルガリー出身で、ジュニアのナショナルチームにいた19歳のときから視野の中心部分が見えにくくなる病気が進行していったという。パラリンピックでは2大会で計4個の金メダルを獲得。健常者の大会にも出場し続け、昨年末の北米カップ50キロクラシカルを制し、07年世界選手権(15キロフリーで21位)に続く大舞台の出場権を手に入れた。


 パラリンピックでは長野五輪代表の兄ロビンがガイドとして先導するが、五輪では1人で滑らなくてはならない。視野の1割程度しか見えないため、前にいる選手を道しるべに、背中を追って滑っているという。「試合でのトラブルはそんなにないし、前の選手を追いかけていけば大丈夫」と前向きだ。

http://www.asahi.com/sports/spo/TKY201002070089.html


 気になったのは、前にいる選手を道しるべに滑っているにも関わらず、北米カップ50キロクラシックを制したこと。ゴール直前は何を指標に滑っていたのだろう。