北京パラリンピック開幕

 北京パラリンピックが開幕した。


 NHKの特集番組、「限界に挑むアスリート」で、日本選手団の旗手、鈴木徹選手がゲスト出演していた。両下腿義足のランナー、オスカー・ピストリウスを紹介したエントリー、義足のランナー北京五輪出場ならずで鈴木徹選手にも触れた。まさか、当人がTV出演するとは思えず、画面に見入ってしまった。
 ピストリウスもすごいが、鈴木徹選手の華麗なジャンプにも驚かされた。なお、出演時の状況は、Toru's Web 義足のハイジャンパー、日記、ハードな一日に詳しく記載されている。


 「限界に挑むアスリート」では、車いすテニスのトッププレーヤーの国枝慎吾選手*1も紹介されていた。車いすテニスの常識を打ち破る華麗な技術を誇り、国際大会連勝中である。フットワークならぬ巧みなチェアワークで魅せるテニスが評価され、テニスの4大大会に車いすテニス部門が創設されることになった。


 ゲストの高橋明*2が述べた次の言葉が印象に残っている。
 スポーツは参加する人の状況にあわせ、条件を変えている。例えば、バレーボールのネットの高さは、中学生と高校生では異なる。障害者スポーツも同様である。その意味で、Adaptive Sportsという言葉を使っていきたい。


 障害者スポーツは、アスリート達の鍛錬、義肢装具車いす等の進歩、概念の変化などがあいまって、大きな変貌を遂げようとしている。北京パラリンピックの成功を祈っている。