回復期リハビリテーション病棟「質の評価」実態調査結果公表

 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会 (第26回)平成21年11月10日が開かれ、平成20年度診療報酬改定の結果の検証について議論が行われた。『回復期リハビリテーション病棟入院料において導入された「質の評価」の効果の実態調査 結果概要(速報)』については、資料(検−2−3)の全体版(PDF:1,059KB)にある。

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 回復期リハビリテーション病棟成果主義の導入および検証作業の批判は既に上記エントリーで行っている。予想どおり、入院患者の「選別」に関しては不十分な内容となっている。ただし、調査内容自体には興味深いものが含まれている。内容を吟味したうえで、逐次取り上げていく。
 全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会では、「アウトカム」(在宅等復帰率、重症患者回復率等)の評価ではなく、「ストラクチャー、プロセス」(マンパワー拡大、チーム医療の充実等)を評価するように要望している。来年度診療報酬改定において、本調査結果がどのように反映されるか、注意深く見守ることにする。