<後期高齢者医療制度>自民に「見直し」議連

 毎日新聞<後期高齢者医療制度>自民に「見直し」議連 17日発足、より。

後期高齢者医療制度>自民に「見直し」議連 17日発足


4月16日2時31分配信 毎日新聞


 後期高齢者(長寿)医療制度の混乱拡大を受け、自民党中堅議員らによる議員連盟後期高齢者医療制度を考える会」(仮称)が17日発足する。6人の呼びかけ人のうち平沢勝栄衆院議員は15日、「(混乱の原因は)説明不足では済まない。議連で制度をしっかりと見直さないといけない」と述べた。


 新制度は、新しい保険証の未着や徴収額を間違えるミスなどが続出し、自治体の窓口に問い合わせが殺到している。議連の設立趣意書は「情報不足もあって国民は政府・与党への不信感を募らせている」と指摘し、「制度設計や国民への周知のあり方などを早急に再検討する必要がある」としている。


 15日の自民党社会保障制度調査会でも、新制度について出席者から「これでは地元に帰れない」などの声が上がっており、議連にどの程度の参加者があるかが注目されている。【近藤大介】


 選挙に負けるかもしれない、という焦燥が自民党議員内部に広がっている。しかし、本当に必要なのは、「見直し」ではなく、中止・撤回である。