中医協答申−地域連携診療計画の評価の拡大と見直しについて


 中医協答申がでた。中央社会保険医療協議会総会平成20年2月13日資料の中の、資料(総-1)全体版と、資料(答申書)(別紙1)全体版をもとに、地域連携診療計画の評価の拡大と見直しについて提示する。


 資料(総-1)全体版PDFファイルのベージ数で125に概要が記載されている。また、資料(答申書)(別紙1)全体版PDFファイルのベージ数79-80に詳しい資料が載っている。

# 地域連携診療計画の評価の拡大と見直しについて


第1 基本的な考え方
 地域連携診療計画(地域連携クリティカルパス)に関する検証結果及び医療計画の見直しを踏まえ、対象疾患の拡大及び算定要件等の見直しを行う。


第2 具体的内容
1 疾患の特性及び医療機関間の連携の重要性にかんがみ、脳卒中を対象疾患に追加するとともに、脳卒中に係る評価は医療計画に記載されている病院・有床診療所について行うこととする。


2 地域医療計画には、退院基準、転院基準及び退院時日常生活機能評価を明記する。


3 対象疾患や連携医療機関数の増加数を踏まえて、地域連携診療計画に係る評価を引き下げる。


* 改正案
【地域連携診療計画管理料】 900点(−600点)
【地域連携診療計画退院時指導料】 600点(−900点)
対象疾患: 大腿骨頸部骨折、脳卒中


[施設基準の見直し]
1 脳卒中を対象疾患とする場合にあっては、医療法第30条の4の規定に基づき都道府県が作成する医療計画に記載されている病院又は診療所であること。
2 地域連携診療計画に、退院基準、転院基準及び退院時日常生活機能指標を明記すること