診療報酬・介護報酬同時改定資料ほぼ出そろう

 平成30年度診療報酬改定について |厚生労働省厚労省HP上にアップされ、診療報酬・介護報酬同時改定資料がほぼ出そろった。備忘録として、重要資料のありかをまとめる。

 

 平成30年度診療報酬改定について |厚生労働省のなかで、第2 改定の概要の1.個別改定項目についてに関しては、中医協の答申以降繰り返し使用されている資料であり、診療報酬改定の概要がまとめられている。その下にある2.平成30年度診療報酬改定説明会(平成30年3月5日開催)資料等についてのなかに、より詳細な分析をするうえで必要な資料がある。

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 平成30年度診療報酬改定説明会(平成30年3月5日開催)資料等について |厚生労働省を見ると、まず、説明会資料というものが出てくる。赤い四角で囲んだところが、医科に関係する資料である。

 

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 再び、平成30年度診療報酬改定について |厚生労働省に戻り、第3 関連法令等、【省令、告示】(それらに関係する通知、事務連絡を含む。)を見ると、医科点数表などがここに掲載されていることがわかる。

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  その下に、診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(告示)や基本診療料・特掲診療料の施設基準に関する告示・通知が掲載されているが、その中身を読む際には、先に示した医科点数表などに戻って注の内容などを確認しないと意味が通じない。

 

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 再度、平成30年度診療報酬改定説明会(平成30年3月5日開催)資料等について |厚生労働省に戻る。

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 通知という項目がずらっと並んでいる。実は、これらの項目は、先に示した診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(通知)や基本診療料・特掲診療料の施設基準に関する通知である。ただし、修正内容が色をつけて記載されているため、改定項目にしぼって、内容を確認するためには、こちらの方が有用である。

 

 一方、介護報酬改定に関しては、だいぶ前、平成30年1月26日に改定内容が呈示されている。訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションなどは、診療報酬・介護報酬両方の改定資料を見比べないといけない。

www.mhlw.go.jp

 

 今後、リハビリテーション総合実施計画書などの文書様式の改定や種々の細かな注意点を確認しながら、適切な請求ができるように医療・介護現場での対応作業が急ピッチで行われる。医療機関・介護事業所の経営を守りながら、質の高いサービスを提供するために必要ではあるが、手間のかかる作業である。隔年で憂鬱な3月が来るのはわかっているが、未だに慣れない。