停電時の介護機器対応方法

 在宅診療委員会にて、停電時の介護機器対応方法が話題となった。電動ベッドが背あげした状態のままとなり、エアマットも効かなくなったため、褥瘡を生じた患者がいた。業者が持ってきた資料がネット上にないかと思って探したところ、http://www.hearts-eiko.co.jp/kyotaku/news.htmlにまとまっていた。
 手動でベッド背あげを解除する方法は、かなり面倒である。ベッド利用者を床におろしたうえで、2人がかりで背あげをしている器具のピンを抜く必要がある。一度実践をしておかないとやり方が身につかない。メーカーによっても異なる。家族では無理と感じる。
 エアマットも空気が抜けないようにエアホースを曲げて、輪ゴムやひもで結ぶ必要がある。

 人工呼吸器、在宅酸素、吸引機については、http://akkie.mods.jp/311care/%E5%81%9C%E9%9B%BB%E3%81%A8%E5%8C%BB%E7%99%82がまとまっている。
 人工呼吸器は自動車のバッテリーにつなげるケーブルを準備する、在宅酸素は予備の酸素ボンベを確保する。吸引機は足踏み式のものをあらかじめ用意する。

 電力供給が不安定である。在宅で介護機器を行っている方々を把握し、あらかじめ緊急時の対応をまとめておく必要が、被災地以外にも生じている。