新型インフルエンザ感染でも予定どおりショーを実施

 1ヶ月半前の大騒ぎが嘘のようである。

 金沢市は28日、市内で公演中のフィギュアスケートショーでスケーターやスタッフを務めるロシア人男女3人が、新型インフルエンザに感染したと発表した。ショーには荒川静香さん、安藤美姫さんらが出演。同日の公演は「出演者は観客と2メートル以内に近付かない」とし、会場出入り口に消毒液を置くなどして、予定通り行われた。


 公演は27、28の2日間、いしかわ総合スポーツセンターで開催。市によると、3人は20〜30代で、それぞれモスクワとニューヨークから24日に成田空港に到着。羽田空港に移動し、24〜25日にかけて小松空港から専用バスで金沢入りした。27日の公演を終えた後、38度台の発熱があり、28日に県の遺伝子検査で陽性反応があった。市内の宿泊先で療養中で、症状は安定している。3人は会場以外に外出はしていない。宿泊先の同室者ら8人は経過観察中で、日本人スケーターは含まれていない。【澤本麻里子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090628-00000014-mai-soci


 海外渡航歴があるから遺伝子検査をしたのだろう。潜伏期間を考えると、国内外いずれでも感染の機会はあった。それにしても、2メートル以内に接近しなければショーはOKという規制はゆるい。成田空港での検疫騒ぎが随分昔のことのように思える。