ダムに沈む温泉
川原湯温泉の記事が載った。
八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の本体着工(09年度)を目前に、水没予定地にある川原湯温泉の人気が再燃しつつある。「景色を見られるのは今だけ」と、県が水没を逆手にとったPRを展開、団体宿泊客への助成などが奏功した格好だが、ダムを巡っては、民主党が建設中止を掲げるなど反対の動きも活発化。論争の高まりが宣伝効果につながる皮肉な現象となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090316-00000019-maip-soci
3年ほど前、群馬に講演に呼ばれた機会を利用して、川原湯温泉に行った。八ッ場ダムの底に沈む前に一度は行かなければと、秘湯好きの血が騒いだ。出迎えてくれたのがこの看板だった。
美しい吾妻渓谷とともに、この鄙びた温泉街も跡形もなくなる。
泊まったのは敬業館.みよしやだった。たまたま、この時は他に宿泊客がおらず、貸し切り状態だった。
風格ある共同浴場の王湯も懐かしい。