この泥棒の入院先は当院ではない

 この泥棒の入院先は当院ではない。

転落した泥棒、リハビリ後に逮捕「ショックで記憶ない」


 仙台北署は、一昨年秋にマンションの屋上からロープを使って盗みに入ろうとして転落、重傷を負った男の回復を待ち、1年4か月後の11日、建造物侵入の疑いで逮捕したと発表した。


 逮捕されたのは仙台市青葉区台原、無職部谷(とりや)能之容疑者(54)。


 発表によると、部谷容疑者は、一昨年10月29日夕から30日未明に、同区二日町の13階建てマンションの屋上に侵入した疑い。屋上の鉄柱にくくりつけた約30メートルのロープをつたって下りていたが、途中の10階付近でロープが切れ、植え込みの上に落下。動けなくなっているところを住人に通報された。部谷容疑者は転落した際に腕や腰の骨を折る約3か月の重傷[を負って入院。退院後も1年以上リハビリしていたが、同署は、留置に耐えられるまで回復したとして逮捕した。部谷容疑者は「転落したショックで記憶にない」と容疑を否認しているという。


(2009年3月11日22時04分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090311-OYT1T01021.htm?from=main3


 10階から転落してよく死ななかったと感心する。高所恐怖症の私には到底真似できない。記憶障害があることより、頭部外傷もあったのかもしれない。本患者のリハビリテーション目標は、「留置場および刑務所内でのADL自立」だったことになる。