福田首相退陣会見「あなたとは違う」

 福田首相退陣会見での最後の一言が話題になっている。福田内閣総理大臣記者会見 平成20年9月1日の質疑応答より引用する。

(問)
 一般に、総理の会見が国民には他人事のように聞こえるというふうな話がよく聞かれておりました。今日の退陣会見を聞いても、やはり率直にそのように印象を持つのです。
 安倍総理に引き続く、こういう形での辞め方になったことについて、自民党を中心とする現在の政権に与える影響というものをどんなふうにお考えでしょうか。


(総理)
 現在の政権。自民党公明党政権ですか。


(問)
 はい。


(総理)
 それは、順調にいけばいいですよ。これに越したことはないこしたことはない。しかし、私のこの先を見通す、この目の中には、決して順調ではない可能性がある。また、その状況の中で不測の事態に陥ってはいけない。そういうことも考えました。
 他人事のようにというふうにあなたはおっしゃったけれども、私は自分自身を客観的に見ることはできるんです。あなたと違うんです。そういうことも併せ考えていただきたいと思います。


(総理)
 どうもお世話になりました。


 インターネットの反応は、J-CASTニュース福田首相「あなたとは違う」発言 「流行語大賞候補」とネットで注目に詳しく載っている。


 福田首相在任中の出来事として記憶されるのは、この発言だけかもしれない。まあ、どうでも良いことですが。