リハビリテーション医療のおける安全管理・推進のためのガイドライン

リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン

リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン


 リハビリテーション医療におけるリスク管理を考える上で、基本的な視点が示されている。

 リハビリテーションは本質的にハイリスクの分野である。対象者のほとんどが運動器の障害を有しており、全身的な合併症のある方も少なくない。また、知的低下や高次脳機能障害を呈する場合には本人によるリスク管理が困難なことも多い。その一方で、転倒や合併症のリスクを恐れてリハビリテーションを実施しないと廃用に陥るリスクがあるとともに、患者にとっては不利益となる。


 リハビリテーション医療の本質を端的に示している。安全性と活動性の両立を意識的にはかることがリハビリテーション医療の醍醐味である。