正規雇用者と非正規雇用者の推移

 興味深いホームページを見つけた。Honkawa Data Tribune 社会実情データ図録である。


 2008年4月16日に収録された正規雇用者と非正規雇用者の推移をご紹介する。引用元の図をみると恐ろしくなってくる。

 正規雇用者は1997年までは増加していたが、それ以降、2006年まで減少し続けた。非正規雇用者はこの間一貫して増加している。

 この結果、非正規雇用者比率は1990年の20.0%から2007年の33.6%へと大きく上昇した。いまや3人に1人以上は非正規雇用者である。


 李啓充先生、緊急論考「小さな政府」が亡ぼす日本の医療(7)にある「財界一人勝ち」の図をあわせてみると、一目瞭然である。非正規雇用の増加、人件費削減が、企業純利益増加の源泉となっている。