USAに行ってきました

 先々週の週末にUSAに行ってきました。



 こちらのUSA HACHIMAN Shrine の歴史は、United State of Americaよりはかなり古く、宇佐神宮について_由緒 │ 八幡総本宮 宇佐神宮をみると、西暦725年に創建されたとなっています。
 宇佐八幡宮大和朝廷から深く尊崇され、奈良時代には歴史の表舞台に何度も登場しています。最も有名なエピソードは、和気清麻呂とご神託 │ 八幡総本宮 宇佐神宮です。皇位をねらった道鏡の野心が、和気清麻呂が持ち帰った宇佐八幡宮の託宣によりついえました。地図でみると平城京との距離はかなりありそうですが、海路をとれば片道わずか10日余りの路程です。古代人の感覚からいっても決して遠くない場所にあったといえます。その気になれば、道鏡の手の者が妨害工作を行いそうなものですし、帝位を奪おうという試みにも関わらず、最終処分が下野国への流罪であることを考えると、本当に道鏡が簒奪を試みていたのかどうかは定かではありません。
 奈良時代は、疫病の流行と相次ぐ政争のため不安定な時代でした。政権も、藤原不比等長屋王、藤原4兄弟、橘諸兄恵美押勝道鏡と変遷しました。称徳天皇の没後、天武天皇系から天智天皇系の光仁天皇が即位し、その子の桓武天皇治世時に長岡京を経て平安京に遷都することになります。天平文化が花開き、日本の文化史においてきわめて重要な時代なのですが、TVや映画で取り上げられることは少なく、なじみが薄い時代といえます。文学作品でいうと、井上靖の「天平の甍」が有名ですが、それ以外がなかなか思い浮かびません。最近では、高橋克彦が風の陣という一連の作品でとりあげているくらいです。

天平の甍 (新潮文庫)

天平の甍 (新潮文庫)

風の陣【風雲篇】 (PHP文芸文庫)

風の陣【風雲篇】 (PHP文芸文庫)


 いずれにせよ、歴史好きとしては一度は訪れたい場所でしたので、北九州に講演にお呼ばれした時に、思い切って訪ねてみることにしました。


 境内はかなり広く、格式の高さを感じました。


 下宮です。


 大鳥居、西大門を経て、上宮に向かいます。



 残念ながら、国宝の本殿は修復中でしたが、南中楼門(勅使門)神宮内郭は鮮やかな姿を見せていました。




 上宮へは階段をかなり昇らなければいけないのですが、本殿の修理工事をあわせ、バリアフリー化が進められています。


 弥勒寺跡です。宇佐八幡宮の創建当初より神宮寺として敷地内にありましたが、明治初期の神仏分離により廃寺となったままになっています。


 呉橋です。屋根がかかった珍しい橋です。ちょっと古いですが、「マディソン郡の橋」という映画を思い出しました。