善光寺におけるバリアフリーの取組み

 総合リハビリテーション最新号に、城郭観光におけるバリアフリーに関する研究という論文が載った。

国宝で初の仮設スロープを設置した善光寺マンパワーでの援助を実践している金毘羅宮を参考にして環境整備を行えば,高齢者や障害者が城郭で観光をすることが可能となる.


 http://www.zenkoji.jp/keidai/index2.htmlにもスロープのことが記載されている。たまたま、昨年、長野に行き善光寺参りをした時にスロープの写真を撮っていたので、紹介する。







 論文の考察のところに、次のような記載がある。

この仮設スロープは、1997年の本尊のご開帳、1998年の長野冬期オリンピックのパラリンピックの開催などの国際的イベントが追い風となり、本堂に傷をつけることなく設置されたものである。


 観光地巡りをすると、職業柄どうしてもバリアフリーの工夫が気になる。その中でも、善光寺のスロープは景観に溶け込んでいる優れものであるといえる。