リハビリテーション提供単位数に関する療法士数の計算方法

 福岡の研究会に講師として招かれた。そこで、リハビリテーション充実加算取得に必要な療法士数(2010年3月11日)の話をしたところ、概ね病床数2床に対し1人の療法士が必要なんですね、という指摘がされた。非常にわかりやすい計算方法なので、今後広めていきたい。


 リハビリテーション提供単位数に関する要件と必要療法士数を簡単にまとめると、次のようになる。

  • 回復期リハビリテーション病棟(患者1人あたり1日2単位以上): 概ね病床数6床に療法士1人以上
  • 休日加算(休日に患者1人あたり1日2単位以上): 概ね病床数6床に療法士1人以上
  • 充実加算(患者1人あたり1日6単位以上): 概ね病床数2床に療法士1人以上
  • 亜急性期入院医療管理料(患者1人あたり週16単位以上): 概ね病床数7 5床に療法士1人以上


 回復期リハビリテーション病棟に必要なスタッフ数は、看護職が病床数3人に1人、介護職が6人に対し1人であわせて、病床数2人に対し1人となる。充実加算をとるところは、療法士数とあわせ、病床1人に対し1人以上のスタッフ数を確保していることになる。