リハビリテーション充実加算取得に必要な療法士数

 回復期リハビリテーション病棟入院料において新設された「リハビリテーション充実加算(1日あたり40点)」を取得するために必要な療法士数を計算した。


 病床数50床で全患者が回復期リハビリテーション病棟対象と仮定し、30日ある月の計算をする。
(1)回復期リハビリテーションを要する患者の延日数: 50人×30日=1500人日
(2)充実加算取得に必要な総単位数: 6単位×(1)=9000単位
(3)週休2日制とした場合にひとりの療法士が1ヶ月に請求できる総単位数: 22日×18単位=396単位

 必要療法士数=(2)/(3)=9000/396=22.7名。


 休日が多い5月の場合、稼動できる日数は18日まで下がるので、ひとり当たりの総単位数は18日×18単位=324単位となる。これで計算すると、下記のようになる。

 必要療法士数(5月)=50人×31日×6単位/324単位=28.7名。


 療法士の病休や有給消化を考えると、もう少し療法士数は必要となる。おおよそ1病棟あたり30名の療法士がいないとリハビリテーション充実加算は取得できないことになる。