視覚障害選手、五輪に出場ならず。

 視覚障害を持つスキーヤーマッキーバー選手のオリンピック出場は果たせなかった。

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 距離男子50キロに出場した地元カナダ勢は、写真判定で敗れたカーショーが5位に入ったのが最高だった。チームでは、先天性の視覚障害を持ち、冬季五輪で初めて五輪とパラリンピックの代表になったマッキーバーの出場が注目されていたが、前日に同国の4人のエントリーから外れることが決まっていた。
 カーショーは、「チームのトップの決定。正当なものだったのかどうかは分からないが、いい状態の選手が選ばれたということだと思う。ブライアン(マッキーバー)は素晴らしい人間で、とても鼓舞された。だが、自分たちも頑張った」と話した。
 日系3世でもあるマッキーバーは3月12日開幕のバンクーバーパラリンピックに向け調整していく。「五輪の夢は終わったが、パラリンピックに参加できることに満足している」とコメントしている。(ウィスラー時事)
(2010/03/01-08:17)

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010030100071


 マッキーバー選手は、選考会を経てオリンピック代表に選ばれた。そして、調子が悪かったから本番からはずされた。非情の処置だが、逆にそれだけ彼の実力が評価されていたことを示している。次の舞台はパラリンピックとなる。この悔しさをはらすために縦横無尽に活躍することを期待する。