国民から頂いた貴重な意見として拝聴した

 長妻厚労相の肝いりで、厚生労働省に対する意見・苦情の集計報告について |報道発表資料|厚生労働省が公表された。

 厚生労働省に寄せられる国民からの意見や苦情については、厚生労働行政の政策改善につながるきっかけとなるものであることから、意見・苦情の集計結果と現時点での対応等をとりまとめましたので、お知らせいたします。


 秀逸なのは、行政相談室の回答である。12月7日時点で公表されている厚生労働省に対する意見・苦情の集計報告(09/11/30)〔全体版〕(PDF:616KB)厚生労働省に対する意見・苦情の集計報告(09/12/7)(PDF:489KB)を見ると、回答は次の一種類しかない。

国民から頂いた貴重な意見として拝聴した。


 クレーム処理に関し、長妻厚労相と官僚は冷戦状態に突入している。

 大臣室には、省に寄せられた苦情の電話やメールの内容をまとめた分厚いファイルが積み上げられている。「民間ではお客様の声は宝だ」と語る長妻氏は、こうした苦情への回答を命じ、苦情の内容によっては、謝罪文も出させている。


 これに対し、同省のある幹部は「大臣は、メールを世論と勘違いしている。本来の仕事以外の業務が増え、省が推進するワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を実行できているのは、夜早めに帰宅する大臣だけだ」と嘆く。中には「業務上のストレスを部下にぶつけている」と露骨に反発する向きもあり、政府内でも、「省内ばかりたたいていては、官僚との溝が深まり、政策実現の上で逆効果になりかねない」と心配する声も出ている。


(2009年11月28日22時34分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091128-OYT1T01050.htm


 この新聞報道に関連して寄せられた苦情に関し、行政相談室は次のように回答している。

長妻大臣、官僚達の抵抗は大変だが、是非がんばって欲しい。省内とマスコミのバッシングに負けずにがんばっていただきたい。応援している。


叱咤されて嫌になる局長や幹部は交代させるべき。国民の生活を考える前に自分の生活を優先しているのであろう。そんな官僚は要らない。もし嫌になる官僚が居るならば、若いやる気のある職員と交替すべき。高い無駄な税金をそんな役人に支払う必要はない。日本の役人はぬるま湯に浸り過ぎだ。


たとえ能力が無い官僚だとしても、それを上手にコントロールして結果を出すのが大臣の仕事ではないか。国民は、大臣も官僚も一緒と見ている。官僚が悪いのは大臣の責任・管理能力が無いから。官僚を叱責するのは構わないが、ワークライフバランスが取れており、大臣も官僚も同じモチベーション、ベクトルを持って進む省となるよう努力をしていただきたい。

国民から頂いた貴重な意見として拝聴した。


 いやはや。


<追記> 2009年12月8日
 厚労省へご意見を寄せたい方は、こちら、「国民の皆様の声」募集|厚生労働省からどうぞ。11月2日から週1回公表されています。