サイモン&ガーファンクル、東京ドームコンサート

 東京ドームで開かれたサイモン&ガーファンクルのコンサートに行ってきました。


 ステージは、ツアータイトルである「旧友」から始まりました。彼らももうすぐ70歳になります。流石に容貌も声も年輪を感じさせるものがあるなと思っていたところ、コンサートが興に乗ってくるにつれ、どんどん若返ってきます。ポール・サイモンのギターテクニックも、アート・ガーファンクルの高音の美しさも、二人のハーモニーに素晴らしさも全盛期を彷彿させます。会場を埋めた5万人以上の聴衆のエネルギーを自分たちのものとして、取り込んでいるかのようです。「明日に架ける橋」のイントロが流れた時に起きたドームが揺るがす歓声は忘れることができません。
 団塊の世代と思われる中高年層が目立ちます。60年代という時代を共有した戦友という思いがあるのでしょうか。一世代ほど遅れてサイモン&ガーファンクルを知った者にとっては羨ましく感じます。



 最初に買ったサイモン&ガーファンクルのアルバムです。単なるベスト集ではなく、貴重なライブ音源も収録されています。「エミリー・エミリー」や「59番街橋の歌(フィーリン・グルーヴィー)」を聞くと、今でも鳥肌がたつ感動を覚えます。


 前者は、1981年に行われた伝説のコンサートを収録したものです。セントラルパークを埋め尽くす50万人もの観衆に圧倒されます。
 後者は、2004年の復活コンサートの模様を伝えたものです。比べてみると20年以上の歳月の流れを感じます。年輪を感じさせる味わい深いものとなっています。