成田空港の検疫事情

 昨日、トルコから帰ってきた。書きたいことは山ほどあったが、気がついたら約1週間ぶりの更新となってしまった。思いつくまま小出しに記載していくことにする。


 新型インフルエンザ騒動は既におさまっていた。出入国時いずれにおいても、マスク着用者はまばらだった。念のため持って行ったマスクも宝の持ち腐れとなった。
 帰国時の検疫もゆるく、質問表とサーモグラフィーによるチェックのみだった。質問項目も更新されておらず、未だに「アメリカ、カナダ、メキシコに過去10日間に行ったことはあるか」という内容のままだった。新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/H1N1)確定症例数(2009年6月17日更新分)をみると、感染者が1000人を超えている国は上記3ヶ国以外は、英国、オーストラリア、チリとなっている。特に、オーストラリアとチリの伸びが目立つ。本気で検疫をするつもりなら、南半球の国々からの帰国者に注意を払わなければならない。まあ、日本国内でも多数の感染者が報告されている現状を考えると、形式ばかりのチェックになるのも仕方がないことと思える。