「自治体病院の経営指標の実績」のご紹介

 公立病院改革ガイドラインと医療崩壊(まとめ)(2007年12月30日) というエントリーで、公立病院改革が行政主導で強力に推進されつつあることを紹介した。ガイドラインでは、経営効率化の指標の一つとして「病床利用率が過去3年連続して70%未満の病院は病床数等を抜本的見直し」というハードルが課せられていた。
 廃止候補の公的病院(2007年12月23日)というエントリーで、 「ある経営コンサルト」 というブログに掲載された公的病院の病床利用率、経営状況について、紹介をした。病床利用率は軒並み低値を示しており、赤字病院も多数を占めていた。同ブログで、続報として「自治体病院の経営指標の実績」というエントリーが地域別に9回にわたってアップされた。平成18年度の病床利用率が平成17年度と比し悪化している病院は少なくない。自治体の財政破綻を理由とした急速な改革は、過疎地域における医療崩壊の最後の引き金となりかねない。いったん医療崩壊が生じると、地域も崩壊する。


 「ある経営コンサルト」ブログ主に敬意を表し、下記に「自治体病院の経営指標の実績」のリンクを置く。