激震3−診療報酬改定、療養病床入院基本料の見直し(2006年)

 2006年度診療報酬改定で療養病床入院基本料が見直された。入院患者の状態を医療区分とADL区分で評価し、診療報酬が設定された。


 その後の法改定で、介護保険の療養病床は2011年度末に全廃されることが決まった。また、医療保険療養病床も医療需要度が高い患者を中心にすることが決まった。


 2000年に実施された第4次医療法改定で、一般病床と療養病床の区分が導入された。2003年8月までに病床区分の明確化が迫られ、多くの療養病床で多額の資金を投じて改修・新築を行った。わずか3年あまりで厚労省は方針転換をした。
 療養病床の存続は危ぶまれる事態となった。療養病床で長期にリハビリテーションを実施していた患者は行き場を失った。