備酒伸彦氏の講演

 回復期リハビリテーション病棟研究大会で、備酒伸彦氏の講演を聞いた。備酒氏はPTで、兵庫県但馬地方の特養などで勤務後、2005年からは神戸学院大学総合リハビリテーション学部で研究・教育に携わっている。家屋改造に関するシンポジウムの総論担当で、わずか25分しか持ち時間はなかったが、軽妙な語り口の中に濃密な内容が詰まっており、時間を忘れて聞き惚れてしまった。「世の中には、とんでもない、凄い人間がいるもんだ。」という感想を抱いた。神戸学院大学学生は幸せ者だと思う。こんな楽しい先生の下で、リハビリテーションや地域ケアの勉強ができるのだから。


 備酒伸彦氏の魅力を伝える資料がないかとGoogleで調べてみたら、朝日新聞連載、講演「やる気を引き出す介護とは」(1)「やる気を引き出す介護とは」(2)がヒットした。


 本当は、研究大会の講演内容を紹介しようと思ったが、やめた。上記新聞連載、講演内容を見ていただいた方が早い。メモ代わりに講演で示されたキーワードを記すことにする。

  • 生活機能=身体機能×適切なケア×意欲/阻害因子
  • 行為の自立と決定の自立